足立美術館の日本庭園、米誌ランキング8年連続1位
横山大観のコレクションで知られる足立美術館(島根県安来市)は15日、米国の日本庭園専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」が選ぶ2010年の日本庭園ランキングで、同館の日本庭園が8年連続で1位に選ばれたと発表した。
足立隆則館長は「今年は開館40周年に当たり、感慨深い。これからも日本文化の素晴らしさを広く海外に発信し続けたい」とコメントした。
同美術館の今年1~8月の入館者数は前年同期間比で約5割増と好調。仏ミシュランが09年に発売した旅行ガイドで日本庭園が最高評価の三つ星を獲得したほか、NHKドラマ「ゲゲゲの女房」放映などが追い風になっている。10月29日には新館がオープンする予定。
米専門誌のランキングは03年の開始。中国5県では広島の旅館、石亭(廿日市市)が9位に、島根の旅館、佳翠苑・皆美(松江市)が10位に入った。2位は桂離宮(京都市)、3位は養浩館(福井市)だった。
国内800以上の名所旧跡から庭園の質の高さや利用者への対応などを基準に選ばれている。