”チャレンジフィールド七尾”で、まちの人の笑顔と未来をつなぐ【小梶崇さん:前編】

”七尾の笑顔の玄関口”として、七尾のチャレンジを全力でサポートしながら、人つなぎの架け橋となっている小梶崇さん。小梶さんの周りには、たくさんの人の笑顔がありました。ワクワクを求めて七尾市内を駆け回る小梶さんのアグレッシブさの原動力に迫ります。

☑ 基礎情報(プロフィール)
【お名前】小梶 崇さん
【ご出身】大阪府寝屋川市
総合スポーツフィットネスガレージななお 専務取締役 総支配人、能登半島七尾移住計画 運営メンバー、株式会社おやゆびカンパニー 取締役

※能登半島移住計画
七尾市・能登半島への移住・Uターンをお考えの方に向けて、「お仕事」から「住まい」「地域のご案内・交流」を移住コンシェルジュが自ら移住した経験を活かしてコーディネート、相談を受け付けている。【http://moving770.com/】

☑小梶さんが支配人を務めていらっしゃる”フィットネスガレージななお”について教えてください。

目に見えない形のサービス、その中では健康に携わるサービスを提供していて、健康産業とスポーツジムを運営しています。

-具体的にどんなサービスを提供されていらっしゃるのですか。

身体を動かす教室を通じて健康になるための手段をお伝えし、それを実践してもらっています。

スイミングスクールや器械体操の教室、2016年から開講したタッチラグビースクールというのも、子ども事業として行っています。これらの教室は、できたっていう自信や成功体験をたくさん積み重ねていく場なんですよね。来てくださっているお客様は、3歳から89歳の方です。

また、事業の中でも外部事業というものがあります。考え方としては、ジムという箱の中に来てもらうだけではなくて、我々がジムの外に出向いて弊社の価値や価値観を広げていく。子どもたち向けの事業であったりとか、大人に関しても同じで、健康になるためのススメを外部でも行っています。

-どうして外部事業を展開しようとお考えになったのですか。

視野を広げて見てみると、僕らの会社にはこのまちのお客様が来ていらっしゃるんですよね。ということは、まちの人たちが活気がない状態でうちの会社が残るっていうことはありえない。考えられなかったんですね。だから、まちに出て行って、まちを元気にしようと。

【中島にある西岸コミュティセンター主催の「お花見スティックウォーキング」出張レッスン時のお写真】

まちへの関わり方って、イベントを企画するっていうのと、参加をするっていうやり方があるんですよね。例えば、僕は何かイベントがある時だったら参加をする。その1つがお祭りに参加するということになる。

僕は、地域が元気じゃないと、うちの会社は元気じゃないと思う。逆に地域が疲弊したときには、地域のために何かをする。っていうのを求められるのがまちづくりだと思います。

-なるほど、だから小梶さんは地域のイベントを企画するだけでなく、積極的に参加者となって、活動をサポートしていらっしゃるのですね。

僕は、「健康とまちづくり」は似ていると思っています。例えば、今からあなたが運動を始めたとして痩せるかって言われたら、一時的には痩せるかもしれないけど、明日にはもとに戻っちゃったりするんですよ。

まちづくりも同じで、例えば大きい建物とかをボーーンと建てて、最初は集客をするかもしれないけど、それを継続的に集客できるかっていうのは、こっからは努力なんですよね。

だから僕は健康づくりとまちづくりは、ほんと似ているなって思っているんですよ。

―「健康=まちづくり」という考えが今までなかったです。

健康になるための手段っていっぱいあるじゃん。

Youtube見て、電気ブルブルーーみたいな機械を使ってみたら良くなるっていう考え方もあれば、いやいやストレス解消のために健康づくりしているよ、っていうこともある。痩せるっていうことに対して、何の目的もなくやる人もいるんですよ。まちづくりもそれはちょっと似ていて、色んな方法があるんだよね。

-目標達成のための手段が多様であるのは、健康もまちづくりも同じなのですね。

まちづくりが、これぞまちづくりの完成形っていうのは見えないじゃん。健康もそうなんだよ。だから、ある程度ここまでいきたいなという目標はまちづくりも健康も設定しないといけないね。

小梶さんの『外』での活動は、フィットネスガレージななおの支配人としての活動だけにとどまりません。”能登半島移住計画”の運営メンバー(役職は”七尾の笑顔の玄関口”)として、移住支援の面でもまちづくりに携わっています。

※能登半島移住計画
七尾市・能登半島への移住・Uターンをお考えの方に向けて、「お仕事」から「住まい」「地域のご案内・交流」を移住コンシェルジュが自ら移住した経験を活かしてコーディネート、相談を受け付けている。【http://moving770.com/

☑”七尾の笑顔の玄関口”の由来を教えてください。

人が笑ってくれたら本音のことを話してくれるっていうかさ、その空間が楽しいじゃん。その入り口になれればいいのかな、と。あと、僕はもともと育ちが大阪(移住者)で、だから人よりはちょっと面白い自信があるんですよ。高校生のうちにラジオ番組もやってたりとか、お笑い界のコンテストで素人の大会を結構総なめしているんですよ。だから人よりは自信があります(笑)

-小梶さんはどんな時に登場し、その場でどのような役割を任されていらっしゃるのでしょうか?

移住の仕事をしている太田っていうのがいるんだけど、その時に(移住者が七尾を訪問する時)お会いする人とは初めましてですよね。そこで堅い話も大事なんだけど、僕がその前のアイスブレイク的なところで入る。

そこから飲んだりとかお食事しながら話をしていって楽しくなって、いろんな話をしてもらえるきっかけになれたら。笑顔の玄関口としても移住者としても、小梶さんっていうなんか面白い人おったな、その会が楽しかったなと思ってくれたら僕はそれでいいんですよね。

-なかなか”笑顔の玄関口”という役職名はインパクトあると思います。

だから、笑顔の玄関口と名乗ってます!移住サポートをしているメンバーみんな、肩書かっこいいんすよ、ライターとか。

ーでもその中に小梶さんのゆるめの肩書があって、ほっとするのでとても良いと思います!(笑)

やろ?あえてね(笑)いや、ゆるいところないときついやろ。何とかコンシェルジュとか わからんもん!僕のプロフィールも、読んだことある?相撲評論家とか書いてあるの(笑)

資格をいくつも持っていたり、なんとか代表とか肩書がありすぎて、気軽に相談しづらいと構えてしまう人たちもいるかもしれない。

-小梶さんらしさが存分にあふれ出ていらっしゃいますね(笑)

らしさしかないやろ、あれ(笑) 

-小梶さんのプロフィールを拝見したら、ぜひご本人に会ってみたいなと思いますね。

☑玄関口のような存在になる上で、気を付けられていることや、どのように人と向き合っていらっしゃるのですか(移住支援側としてだけでなく、個人としても)。

んー、あんま構えてもらわないようにしてるかな。この時間が一瞬で忘れられてもいいけど、ちゃんと間と間で笑いが取れたら僕はOKだと思っている。僕はどちらかというとゆるめる役だと思っているんで。

-”ゆるめる”というのはどういうことですか?

会話もそうだし、どうでもいいことって笑えるやん。そういうこと。

その時間が楽しくて、想定以外の展開になったりとか、思わず私しゃべりすぎました~ってなるぐらいがいいっすよね。

-初対面でも小梶さんの方から気軽に話しかけてくださるじゃないですか、場にうち溶けやすくなると思います。

でも、話しかけるのも良し悪しあるしね。わって来られて嫌!って人もおるやん。おお、なんか勢いあるヤツきたな、みたいな(笑)そこが大事。なんかきよったぞ!みたいな(笑)でもそれで僕はいいわけよ。まあ言い方悪いけど、別に僕の名前を覚えてもらわなくてもいいし。なんだろなあ、その瞬間ゆるめられればそれでいいなと。

-そのように考えていらっしゃったんですね。関西人のノリで気軽に話しかけて下さっていて、場のゆるめ方が独特だなと思ってました(笑)

独特!!(笑)そんなん言われたことない(笑)