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2020.09.18

【京都】嵯峨野トロッコ列車の車窓から見える絶景をご紹介!予約方法や保津川下りも!

京都有数の観光地である嵐山。その嵐山と亀岡を結ぶ「嵯峨野トロッコ列車」は、新緑や紅葉など嵯峨野の四季折々の風情を楽しむことができる観光列車です。

車窓から見られる保津峡の絶景やトロッコ嵯峨駅へのアクセス、予約方法をはじめ、トロッコ列車と一緒に体験したい「保津川下り」の魅力など、楽しみ方をご紹介します。

※この記事は2020年9月2日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。日々状況が変化しておりますので、事前に各施設・店舗へ最新の情報をお問い合わせください。

記事配信:じゃらんニュース

嵯峨野トロッコ列車とは

(画像提供:嵯峨野観光鉄道)
(画像提供:嵯峨野観光鉄道)

京都観光で外せないエリアの一つである嵐山。その嵐山と亀岡を結ぶ観光列車が「嵯峨野トロッコ列車」です。

「トロッコ嵯峨駅」から「トロッコ亀岡駅」までの7.3kmを約25分で結び、春は美しい桜、夏は新緑と川のせせらぎ、秋は艶やかな紅葉、冬は雪景色と、四季折々の保津川渓谷の絶景を満喫できます。

(画像提供:嵯峨野観光鉄道)
(画像提供:嵯峨野観光鉄道)

どこから乗れるの?

乗車駅は「トロッコ嵯峨駅」、「トロッコ嵐山駅」、「トロッコ保津峡駅」、「トロッコ亀岡駅」の4つ。JR京都駅から向かうならトロッコ嵯峨駅が一番便利です。

JR京都駅から嵯峨嵐山駅までは嵯峨野線で快速約11分、普通約17分でアクセスでき、駅を降りたらすぐ隣がトロッコ嵯峨駅です。

嵯峨野トロッコ列車

列車は単線を往復して運行しており、どの駅から乗車しても片道料金は変わりません。終点のトロッコ亀岡駅からはそのまま再度トロッコ列車に乗り嵐山方面に帰るもよし、のちほど紹介する「保津川下り」で帰るのもオススメです。

嵯峨野トロッコ列車

おすすめの車両は?

嵯峨野トロッコは5両編成+機関車で成っていますが、オススメは5号車「リッチ号」。窓ガラスがない車両で、保津峡の絶景をよりダイレクトに楽しむことができます。

嵯峨野トロッコ列車

椅子の横は柵になっており、心地よい風が吹き抜けなんとも爽快!

嵯峨野トロッコ列車

屋根はシースルーになっており、光のシャワーが降り注ぎます。

嵯峨野トロッコ列車

写真でもわかる通りガラスの屋根はありますが横の窓ガラスがないため、雨天の場合は雨に濡れてしまうこともあるので、チケットの予約の際にはご注意ください。

いざ出発!車窓から見える絶景を満喫

電車に乗り込み、いよいよ出発!最初は街中や森の中を抜けていき、まだ保津川を見ることができません。

嵯峨野トロッコ列車

しばらく走ると…、視界が開け川が見えてきました!車内も「おぉ~」という感じで、盛り上がります。

嵯峨野トロッコ列車

最初は進行方向の左側に保津川が現れますが、右側にも現れますのでご安心を。また絶景ポイントは車内にアナウンスが流れ、トロッコのスピードを少し落としてくれます。

保津峡

雄大な保津峡の風景は癒し度満点。天井からもキラキラした光が差し込み、新緑の美しさを引き立てます。

嵯峨野トロッコ列車

トンネルをくぐり抜ける際は周りが真っ暗になり、探検隊のような気分に。トンネル内はひんやりしており、真夏でも涼しいくらいでした。

嵯峨野トロッコ列車

途中の「トロッコ保津峡」駅では、可愛いたぬきの置物たちがお出迎え。

嵯峨野トロッコ列車

タイミングが良ければ保津川下りの舟を見ることも。手を振ってくれることもあるので、ぜひ振り返してくださいね。

嵯峨野トロッコ列車

「トロッコ亀岡駅」に向かうにつれ緑が深くなり、圧倒的な大自然が目の前に現れます。

嵯峨野トロッコ列車

ダイナミックな絶景に、思わずため息をついてしまいます。

嵯峨野トロッコ列車

「トロッコ亀岡駅」に到着し、旅はここで終了。いろんな景色が楽しめ、25分があっという間でした!

嵯峨野トロッコ列車

今回乗車したのは夏の時期で新緑がなんとも美しい時期でしたが、秋の時期もオススメ。色づく紅葉のトンネルを抜けて走るトロッコの旅を楽しむことができます。

(画像提供:嵯峨野観光鉄道)
(画像提供:嵯峨野観光鉄道)

さらに11月中旬から12月初旬の夕方16時30分頃からは紅葉がライトアップされ、保津川渓谷の幻想的な風景を満喫することができますよ。

(画像提供:嵯峨野観光鉄道)
(画像提供:嵯峨野観光鉄道)

料金、乗車券の購入や予約方法について

料金
大人630円、小人320円

購入・予約方法
トロッコ列車各駅窓口やJR西日本の一部の駅のみどりの券売機・みどりの窓口、全国の主な旅行会社などで購入可能。

また JR西日本のインターネット予約サービス「e5489」でも予約・購入が可能です。
※JR西日本のJ-WESTネット会員登録(無料)が必要。予約は営業時間内(5時30分~23時30分)に限ります。支払はクレジットカードのみ

インターネットで予約した場合、予約票のままでは乗車できないので、トロッコ乗車前にJR西日本のみどりの券売機・みどりの窓口で必ず切符を受け取ってください。
※トロッコ各駅の窓口では受け取れません。また切符受け取りの際には、支払(決済)に使用したクレジットカード、予約番号、電話番号が必要です

予約は乗車日の1ヶ月前の10時から発車時刻30分前までとなっています。紅葉の時期などは満員になることもあるので、予約がオススメ。リッチ号を指定して予約することも可能なので、確実に乗りたいという人は事前予約がマストです。

■嵯峨野トロッコ列車
[住所]京都府京都市右京区嵯峨天竜寺車道町
[営業時間]8時30分~17時20分
[定休日]不定休(HP等で運行スケジュールをご確認ください)
     ※冬期運休12月30日~2月末日
[料金]大人630円、小人320円
[アクセス]【電車】「トロッコ嵯峨駅」へ/JR嵯峨嵐山駅より徒歩すぐ
【車】「トロッコ亀岡駅」へ/京都縦貫道篠ICより約10分※駐車場は「トロッコ亀岡駅」にしかありません
「嵯峨野トロッコ列車」の詳細はこちら
「嵯峨野トロッコ列車」の口コミ・周辺情報はこちら

帰りは保津川下りを楽しもう!

(画像提供:保津川遊船企業組合)
(画像提供:保津川遊船企業組合)

トロッコの車窓から眺めていた保津川は、「保津川下り」という舟下りが有名です。その成り立ちは大変古く、400年以上もの長い歴史を持っています。

保津川下りは、トロッコの終着駅の亀岡から嵐山の観光名所・渡月橋までのおよそ16kmの渓流を下っていきます。乗船時間は約1時間30分~2時間で、季節ごとの川の水量によって変わってきますよ。

熟練した船頭が棹、舵、櫂を操って岩の間をすり抜けてゆき、コース中には激しく水しぶきが上がる場所も!

(画像提供:保津川遊船企業組合)
(画像提供:保津川遊船企業組合)

秋の時期には艶やかに色づく紅葉を眺めながら、大自然に包まれた舟旅を楽しむことができます。

舟旅へ出発!スリルと絶景を堪能

約16kmのコースでは急流になるところや巨岩など、さまざまな見どころがあります。船頭さんが説明をしてくれるので絶景ポイントを見逃すことなく楽しめますよ。

(画像提供:保津川遊船企業組合)
(画像提供:保津川遊船企業組合)

岩にぶつかりそう…!と思わず感じてしまう距離に岩が迫りますが、3人1組の船頭さんたちが息をあわせてうまくすり抜けていきます。

保津川下り

見どころの一つである「小鮎の滝」。落差が2mもあり、スリル満点!

(画像提供:保津川遊船企業組合)
(画像提供:保津川遊船企業組合)

進行方向にばかり目が向きがちですが、後ろを振り返ってみるのもオススメ。渓谷の深い緑が美しく、深呼吸をしてマイナスイオンをたっぷり浴びれば、気分は爽快です。

保津川下り

ゴールに近づき、流れが緩やかになると、売店船が近づいてきます。みたらし団子やおでん、イカ焼きなども販売しており、船内で食べることができますよ。

保津川下り

渡月橋のそばが終着地点。舟を降りたら竹林の小径をはじめ、風情ある嵐山の観光を楽しみましょう。

保津川下り

どこから乗船するの?

保津川下りの乗船場はトロッコ亀岡駅からは少し離れているので、バスでのアクセスが便利。約15分で到着します。またトロッコを利用せずJRを利用する場合は、JR亀岡駅より徒歩8分ほどでアクセス可能です。

料金、乗船券の購入や予約方法について

乗船料金
大人4100円、小人2700円

購入・予約方法
当日、乗船場の受付窓口にて購入可能。また、トロッコ嵯峨駅構内でも購入することができます。ここでは乗船場までのバスチケットも事前に購入できるので、スムーズに乗車できますよ。

予約については10名以上からの受付となります。舟は1回につき複数の舟が運航するので、予約なしで乗船できます。
※12月~3月9日までの冬期お座敷暖房船運航の期間は、個人でも予約可能です。

■保津川下り
[住所]京都府亀岡市保津町下中島2
[営業時間]9時~15時
[定休日]12月29日~1月4日、2月と9月に各一日安全点検日
[料金]大人4100円、小人2700円
[アクセス]【電車】JR亀岡駅より徒歩8分【車】京都縦貫道篠ICより約15分
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「保津川下り」の口コミ・周辺情報はこちら

まとめ

いかがでしたか。
京都といえばお寺や神社、町家というイメージが強いですが、豊かな自然も見どころです。これからのシーズンは紅葉が美しいので、ぜひ足を運んでみてくださいね。

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佐久間七子  佐久間七子

神戸生まれ、大阪育ち。東京の広告制作会社に勤務後、フリーランスのディレクター兼ライターに転身。旅行、住宅に関するお仕事を主に、現在京都と東京を行き来する二拠点生活を送っています。趣味はビールと旅と音楽。