飛行機やバスに続いて
国土交通省は2021年8月20日(金)、タクシーの利便性向上の取り組みの一環として、運賃算出を従来のメーターではなくGPS計測による「ソフトメーター」を使用するほか、需要や混雑状況に応じて運賃を変動させる「ダイナミックプライシング」を導入するため、課題抽出のための実証実験を10月から2か月間で行うと発表しました。
タクシーの「迎車」と「予約」似ているようで大違い? 無断キャンセルは大迷惑
「ソフトメーター」はタクシー運賃の多様な決済方法やサービス導入を可能にする「事前確定運賃」の実現に不可欠なもので、マップアプリなどによる算出距離と、乗車時に実車がタイヤ回転数などで計測した距離との乖離が課題となっていました。
国土交通省では事前確定運賃について、2017年にも東京23区と武蔵野市、三鷹市でタクシー4648台を用いたものをはじめ、何度か社会実験が行われています。この時は、「アプリが地図上で計測した距離による運賃で事前確定する」ことが主眼でしたが、今回は、乗車時に実車がGPS計測を行い、従来の計測法とどこまで乖離があるのかを重点的に確認します。
なお、GPSの電波の入らない場所を走行する時の対応も想定し、オフラインマップのほか、必要に応じて従来の走行メーターを補助的に使用するとのこと。また、従来の低速走行時の加算運賃を適用できるよう、速度を含めた走行データを取得する試みも行われます。
「ダイナミックプライシング」は飛行機や高速バスなどで導入されていますが、タクシーでも「もっと安くしてほしい」あるいは逆に「需要の多い時期にタクシーがつかまらない。高くてもいいから優先的に利用したい」という声がありました。タクシーの運賃は国土交通大臣の認可を受ける必要があります。そのため、国土交通省はタクシー会社がこのダイナミックプライシングを導入できるよう、枠組み作りを行っているということです。
今回行う実証実験で可能となる運賃の幅は、タクシー会社が設定できる運賃幅の最低値と最大値の範囲で、最も高い運賃体系をとるタクシー会社は最大16%の割引が可能となる計算です。
すでに2020年11月には、迎車料金に変動料金の導入が可能となり、認可申請を開始しています。
実証実験は10月から11月の予定。現在は実験に参加する事業者を募集している段階で、具体的な内容と実施地域はまた後日発表されるとのことです。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
ホンダが新型「軽バン」発売!“ 柱無い”斬新モデル、反響は? 6速MT&CVTの「N-VAN」136万円から
新東名は“3年後”に全線開通!? 「あと少し…」でも2度延期なぜ? 反響は? 最後の25km「未完成区間」とは
「新大阪駅ほぼ直結高速」実現間近? 新御堂筋の“ぐるぐるランプ”が見えてきた 「淀川左岸線」万博の準備着々
日産が新型「和製スーパーカー」初公開へ! 1300馬力超えの「“R36型”GT-R!?」! “匂わせ”デザイン採用の「Hフォース」中国登場へ
「ランクル250販売前線」悲喜こもごも?? 意外に多い「辞退客」とは? ディーラーごとに対応は千差万別だった
みんなのコメント
ほんと、クソすぎる。