中国のポータルサイト・網易に7日、「人生で最もぜいたくなのは、日本でタクシーに乗ることかもしれない」とする記事が掲載された。
 
 記事は、様々な交通機関を利用するのが旅行の常であり、その中にはタクシーも含まれると紹介する一方で「日本のタクシー事情は他国とは異なる」と指摘。まず、日本のタクシードライバーの大部分が60歳以上の高齢者であるとし、その背景には日本国内の高齢化による労働力不足があると伝えた。
 
 また、高齢者ドライバーが多いながらも日本のタクシーは安心して利用することができるとし、タクシードライバーとして勤務するには厳しい要件を満たす必要があることを紹介。ベテランドライバーは現地の道路状況も熟知しており、道に迷ったり遠回りさせられたりする心配もないのだとしている。

 さらに、優れたサービスで知られる日本では、タクシーのサービスも良好であると説明。車内はとても清潔で、ドライバーの身なりもしっかりしている他、荷物をトランクに入れてくれる、ドアを自動で開けてくれるというサービスもあると紹介した。

 その上で「一生のうちで最もぜいたくなことは、日本でタクシーに乗ることかもしれないということを伝えなければならない」とし、日本のタクシー料金が中国を始めとする世界の多くの国に比べて高額であると伝え、日本旅行ではやむを得ない場合を除いてタクシーを利用することはおすすめしないとした。そして、日本のタクシーが高額になる主な理由として、通常の自動車よりも頻繁に実施することが義務付けられている検査の費用、そして、タクシードライバーの生活を安定させるための人件費を挙げている。

 記事は最後に、日本旅行で「破産」しないためにも、電車で行けるところはタクシーを利用せず、電車で移動すべきだと結んだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)