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国土交通省は、タクシー運賃を天気や客足に応じて変動させるダイナミック・プライシングの実証実験を10~11月に実施する。利便性の向上につながるかなどを調べ、本格導入を検討する。
実験に参加を希望するタクシー業者を9月10日まで募り、応募状況を踏まえて実験の対象地域を決める。
実験では、各地域ごとに決められた運賃の上限から2割増、下限から1割引きの範囲でタクシー業者が自由に料金を設定できるようにする。東京23区の場合、現在390~420円の初乗り運賃を、351~504円の範囲内で高くしたり安くしたりできる。
乗客が事前に目的地までの運賃を確認してから乗るかどうか決められるようにするため、実験はスマートフォンの配車アプリを通じて予約するタクシーに限る。路上で呼び止める「流し」の車両は対象外とする考えだ。