スレブレニツァ・ジェノサイド―25年目の教訓と課題

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スレブレニツァ・ジェノサイド―25年目の教訓と課題

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  • サイズ A5判/ページ数 252p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784798916460
  • NDC分類 316.839
  • Cコード C3030

内容説明

凄惨なジェノサイド―その今日的意味とは何か?1995年、ボスニア東部のスレブレニツァで起こったボシュニャク(ムスリム)人の虐殺は「第二次世界大戦以来の欧州で最悪の虐殺」と称され、旧ユーゴスラヴィア国際刑事裁判所で唯一「ジェノサイド」と認定されている。事件から25年が経過した今日、改めてこうした歴史的事実を見つめ直し、現代を生きる我々に向けた教訓としなければならないだろう。本書は、地域研究・歴史学、国際法学、国際政治学それぞれの観点から、スレブレニツァ・ジェノサイドを多角的・重層的に捉え直すことで、その実像を浮かび上がらせる。第一線で活躍する研究者・実務家らによる渾身の労作!

目次

第1部 地域研究・歴史学の視点から(スレブレニツァ事件を再構築する―認定事実としてのスレブレニツァ事件と再発予防の処方箋;スレブレニツァの集合的記憶;スレブレニツァ事件をどう伝えていくのか―バルカン諸国共通歴史教材を一例として;“共存”の政治風土は醸成され得るのか―投票行動にみるスレブレニツァの現在)
第2部 国際刑事裁判と国際法学の視点から(ICTYによる国際刑事捜査とスレブレニツァ;国際刑事裁判におけるジェノサイド罪と迫害罪―スレブレニツァからイトゥリへ;“解説”スレブレニツァ事件に関わる国際刑事責任の基本原則)
第3部 国連平和維持活動(PKO)と国際政治学・平和構築の視点から(“講演”スレブレニツァと国連PKO;国連平和維持活動における行為の帰属―スレブレニツァをめぐるオランダ国内裁判例の分析;スレブレニツァと「文民保護」の現在―憲章7章の柔軟運用と地域機構の役割)

著者等紹介

長有紀枝[オサユキエ]
立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科・社会学部教授。1987年早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。1990年早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了。2007年東京大学大学院総合文化研究科「人間の安全保障」プログラム博士課程修了(博士)。立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科特任教授を経て、2010年4月より同研究科および社会学部教授。1991~2003年まで国際協力NGO難民を助ける会(AAR)の専従職員として、紛争下の緊急人道支援や難民支援、地雷対策に携わる。同会の旧ユーゴ駐在代表として現地滞在時にスレブレニツァ事件に遭遇、後に博士学位論文で同事件を扱う。2008年より同会理事長。著書の他論文多数。2019年4月よりボスニアのスルプスカ共和国政府の任命により、国外の委員9名からなる国際専門家委員会「1992-95年の間のすべての犠牲に関するスレブレニツァ独立国際調査委員会」に参加(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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編者の前著『スレブレニツァ あるジェノサイドをめぐる考察』から11年を経て、各民族の歴史認識・現地の政治状況・国際法の判例などなどを各分野の専門家がスレブレニツァを中心に置いて論じた本。紛争後のボスニアにおける投票傾向や制度の移り変わりの話等、この本でしか読めない情報が多く、興味深かった。遺体埋設地の発掘作業の記述には(写真こそ載っていないが)目を背けたくなったが、そこに向けられた執念には国際機関と人間の力を感じた。2022/06/21

まつだ

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1995年ボスニア紛争中に発生したセルビア軍によるムスリムへのジェノサイドを2020年の観点から整理した論文集。事件が起こるに至った経緯、ジェノサイドの定義、民族内での認識、国際法での解釈、国連との関係など。第2章で取り扱われた、民族内での認識についての論文がもっとも興味深かった。紛争中の事件であり、そもそも紛争に至った経緯があり、ユーゴ解体の渦中でもあり、と経緯と背景があり、不幸にも条件がそろったんだと思う。2024/01/28

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