「ポケモンGO(Pokémon GO)」でどこにポケモンが出るのかという地図が複数登場、利用は不正行為になる可能性も

リリースされるやいなや世界中で人気に火がつき、毎日のように話題になっているゲーム「Pokémon GO」は、記事作成時点では正式な発表はありませんが、2016年7月20日(水)に日本でもリリースされるとも報道されています。そんなPokémon GOで現実世界のどこにポケモンが出るのかという地図を海外のデベロッパーたちが作成しており、ゲームプレイに役立つ一面がある一方で、不正行為によりアカウントが停止されるといった危険性を秘めているようです。

GitHub - AHAAAAAAA/PokemonGo-Map: Live visualization of all the pokemon in your area... and more!
https://github.com/AHAAAAAAA/PokemonGo-Map

GitHubで公開されている「AHAAAAAAA/PokemonGo-Map」は、モンスターボールを入手できるポケストップや、ポケモンを配置したり戦わせたりできるジムの場所だけでなく、捕獲できるポケモンの場所までをもGoogleマップに表示してくれるソフトウェアです。記事作成時点では、Python用のウェブアプリケーションフレームワークのFlask上で動作しているとのこと。

本来であれば歩いて探す必要があるポケモンの居場所を教えてくれるということで、攻略向けソフトウェアの1つとして考えられるのですが、ページ内には「このソフトウェアの使用は利用規約に反するため、アカウントがバンされる可能性があります。自己責任で使用してください」という注意書きが表示されています。

Pokémon GOで登場するポケモンの出現場所をマップ上で表示するサービスやソフトウェアは、「AHAAAAAAA/PokemonGo-Map」に限らず多数登場している模様。実際にRedditの「Pokemon Go Development」という掲示板には「AHAAAAAAA/PokemonGo-Map」と同様のソフトウェアに関するスレッドが複数見受けられます。

例えば、Redditのスレッドで紹介されていた「PkmnGo Map」もポケモンの居場所を教えてくれるソフトウェア。こういったソフトウェアを開発者が作成しまくっている模様です。

Pokémon GOの開発元のNianticは「サービス利用規約」と「トレーナーガイドライン」を公開しており、トレーナーガイドラインには「不正行為（チート）: 不正行為はやめましょう。フェアなプレイをお願いします。Pokémon GO はモバイルデバイスでプレイでき、あなたを外の世界に誘い、世界を発見させるよう作られています。残念ながらチートの手段は次々に生み出されますが、少なくとも以下のものを含みます。変更を加えた、また非公式のソフトウェアを使用すること。複数アカウントでプレイすること。（1プレイヤー 1アカウントでお願いします。）アカウントの複数人での共有。位置情報を変更したり操作したりするツールや技術の使用。アカウントの販売や交換。もし不正行為の疑いがある方を発見した場合は、ヘルプセンターから連絡してください。」と書かれており、「AHAAAAAAA/PokemonGo-Map」や「Pokemon Go Development」といったソフトウェアは、非公式のソフトウェアを使用する「不正行為」に当たる可能性があります。