ENEOSは3月18日、愛知県大府市に「大府共栄水素ステーション」を開所したと発表した。ENEOS水素サプライ&サービスが運営する。同社として45カ所目、中京圏で7カ所目の商用水素ステーションとなる。
新設した水素ステーションは、都市ガスから水素を製造する装置を備える都市ガス改質型オンサイト方式。水素製造能力は300Nm3/h。次世代自動車振興センター「燃料電池自動車用水素供給設備設置補助事業」の採択を受けた。
同社は、2014年にトヨタ自動車が燃料電池自動車『MIRAI』(ミライ)の市販を開始に合わせて国内初の水素ステーションを開所して以来、四大都市圏を中心に水素ステーションの整備を進めてきた。現在、水素ステーション数の国内シェアは約3割でトップとなっている。
同社の商用水素ステーション45カ所の内訳は単独型が16カ所、サービスステーション併設型が17カ所、移動式が12カ所となっている。
水素は脱炭素社会の次世代エネルギーとして注目されている。同社では水素製造と自動車用燃料供給インフラやノウハウを活用、水素社会の実現に向けた取り組みを加速する。
大府共栄水素ステーション