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弁当にデザート、鰻丼まで…韓国のコンビニが進化中

登録:2016-07-20 00:01 修正:2016-07-20 06:55
CU、チーズケーキを添えた弁当発売 
GS25は930円のウナギ弁当
トンカツ&ソーセージ定食弁当//ハンギョレ新聞社

 コンビニ弁当がすさまじい速度で進化している。デザートが添えられた弁当が出たかと思えば、ウナギ蒲焼きが入った1万ウォン(930円)のプレミアム弁当も登場した。

 コンビニCUは19日、韓国では初めて弁当にデザートを沿えた「トンカツ&ソーセージ定食」を26日に発売すると明らかにした。3300ウォン(約300円)で販売されるこの弁当は、リーズナブルな価格で定食とデザートを楽しめるよう開発されたお買い得な弁当で、CUの人気弁当「甘辛一口トンカツ&ソーセージ定食」にソフトチーズケーキを添えた商品だ。

 CUがデザート弁当を発売することにした理由は、若年層を中心に弁当と各種デザート商品を同時購入する消費者が増えているためだ。実際、CUが今年前半期の購買データを分析した結果、弁当と一緒に購入したプディング、マカロン、ケーキなどの冷蔵デザートの売上が昨年より324.1%も増加したという。CU関係者は「長引く不況で合理的な消費文化が広がり、コンビニで食事とデザートを同時に楽しむ顧客が増えている。ビッグデータ分析を通じて消費者の隠れた需要を満たせる多様な弁当を開発する」と話した。

 またGS25は、7日から「キム・ヘジャの鰻丼」弁当を発売した。ウナギの頭を取り、一匹まるごとをトウキ(セリ科の植物)や甘草など漢方薬を使ったソースに漬けて焼いた夏バテ防止商品で、価格は1万ウォン(930円)。1万ウォン台のコンビニ弁当は初めてだ。さらにGS25は「キム・ヘジャの穴子丼」も発売した。ウナギより相対的に安い穴子を使った弁当で、価格は4900ウォン(460円)。

キム・ヘジャの鰻丼弁当//ハンギョレ新聞社

 GS25は今年3月から始めた弁当の予約注文サービスのおかげで、1万ウォンのプレミアム弁当を発売できたと説明した。キム・ヘジャの鰻丼は、GS25スマートフォン・アプリ「私の冷蔵庫」で予約注文すれば購入できる。高価な弁当だけに、売れ残った場合の店主負担が大きくなるため、予約注文サービスでこうした負担を解消したということだ。

 GSリテールのコンビニ弁当を企画しているヤン・ホスン氏は「予約注文システムを通じて初めて発売する1万ウォン台のプレミアム弁当の成功可能性を確認できる革新的試み」として「コンビニ弁当の人気が高まっているので、顧客の予想を跳び越える新しい弁当の開発を続け、顧客満足度を高めていく」と話した。

ユ・シンジェ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/753020.html 韓国語原文入力:2016-07-19 21:43
訳J.S(1181字)

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