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2023.8.29
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常寂光寺

紅葉の隙間から刺す透過光が照らす嵐山にある理想郷[常寂光寺]

平安時代の歌人・藤原定家の山荘「時雨亭」があったと伝えられている、小倉山の中腹。創建1596年、寺院の名前の由来は「常寂光土(じょうじゃっこうど)」という仏教用語で、仏様の住む世界の中でも一番の理想郷を意味している。

1.[常寂光寺]の魅力

秋には、本堂の背後にそびえ立つ高さ12メートルの多宝塔までの参道が紅葉で彩られ、京都市内はもちろん、天気がよければ比叡山まで見渡せる絶景スポットに。
春には、新芽の青もみじが日差しで透過され、グリーンのフィルターをかけたような視界は、まさにこの世の理想郷。山門、仁王門、本堂を過ぎ、多宝塔へと参道をのぼれば、京都を一望できる絶景も待っている。青もみじはイロハモミジとひとまわり大きいオオモミジの2種類があるので、拝観可能な2万坪を歩きながら見比べてみて。

常寂光寺

2.初夏の青もみじのトンネルと仁王門

境内の中で最も時代が古いとされる建築物が、こちらの仁王門。石畳をライトグリーンに染める青もみじトンネルと、風格ある茅葺の屋根が幻想的な世界をつくり出している。仁王門像は運慶の作。

常寂光寺

3.斜面を覆うモスグリーンの絨毯

仁王門を抜けて右手の方に進むと、末吉坂と呼ばれる傾斜が続き、その地面と斜面はびっしりと苔で覆われている。広い境内には、日陰や木の幹などさまざまな環境に順応した苔が生息し、その種類は約30種。

常寂光寺

4.天高くのびる竹とのコントラスト

赤や黄色に染まった秋の紅葉とのコントラストも美しいけれど、青もみじ×竹林で構成されたモダンな風景も素敵。風で竹の葉がサラサラ揺れる音が心地よく、時間を忘れさせてくれる。

常寂光寺の初夏の青もみじ

初夏の青もみじ

常寂光寺

秋の紅葉

5.多宝塔のそばから京都市内を鑑賞

本堂の背後にそびえ立つ高さ12メートルの多宝塔は、安定感と躍動感が共存する桃山様式。このあたりまで登ってくると展望台もすぐそこ。京都市内はもちろん、お天気がよければ比叡山まで見渡せる。

常寂光寺
常寂光寺

6.木造建築と自然の美しい調和

仁王門から石段を上がっていくと、伏見城の客殿を移築したと伝わる本堂に辿り着く。建物物と自然が美しく調和する様子を眺めていると、人の手入れによって守られてきた美観が人を癒すことに気づかされる。

常寂光寺

紅葉シーズン情報

  • 見頃/例年11月中旬~下旬
    『本堂特別拝観』
    拝観期間/2023年11月18日(土)〜27日(月)
    拝観時間/9:00〜16:00
    拝観料/500円(入山料と別途要)

常寂光寺

  • じょうじゃっこうじ
  • 京都府京都市右京区嵯峨小倉山小倉町3
  • バス停「嵯峨小学校前」から徒歩9分
    JR「嵯峨嵐山駅」から徒歩16分
  • Tel.075-861-0435
  • 駐車場5台
  • https://www.jojakko-ji.or.jp/

  • 【通常拝観】
    拝観時間/9:00〜17:00(受付終了/16:30)
    拝観料/500円

    PHOTO/夏見タカ、畑中勝如
    TEXT/立原里穂
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