内容説明
ふつうの中学生のふつうの学びはじつはアートだった。中平千尋と紀子が仕掛けた中学校アートプロジェクトの全貌!平成25年度文化庁長官表彰。
目次
第1章 「とがび」のはじまりと展開―美術の授業時間数の削減、教育現場の現状への怒りを発端に(「とがび」に至る前段階プレとがび―生い立ちから「光の美術館」などへ;美術館からみたプレとがび―中平式、もうひとつの支流 ほか)
第2章 「とがび」の美術教育―アートのおもしろさを伝える題材とカリキュラム(座談会1 「とがび」とはどんな美術教育だったのか?;Nスパイラル―現代アートの理解を基礎にした115時間 1題材3年間一環美術教育カリキュラム ほか)
第3章 「とがび」とは何だったのか?―生徒と関係者が語るとがび(なぜ、子どもたちに大事な絵画を貸したのですか?;とがびプロジェクトはなぜ地域を巻き込もうとしたのですか? ほか)
第4章 「とがび」のその後へ―とがびから発展したプロジェクトと美術教育の未来(座談会2 「とがび」以降の美術教育はどうしたらいいのか?課題と未来…;「どがび」から発展したコトづくりプロジェクト「さくらび」 ほか)
終章(増補) 未来をつくるアート/教育―主体的に社会的に自我形成を(アート/教育における自由の問題を考える;特別寄稿その1 教育における「自由」の問題をめぐって ほか)
資料編