女子ボクサー選手がスポブラを脱ぎ捨て「胸露出」「業界の後退につながる」と物議醸す

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どんなスポーツでも、勝利の瞬間は興奮気味になるものです。

【動画】勝利後、胸を露出してしまった女子ボクサー選手

初勝利を収めた瞬間なら、なおさらでしょう。

しかし、さすがに勝利インタビューでの胸の露出行為は炎上し、非難の声が上がっています。

2023年7月15日、アイルランドのダブリンで開催されたキングピンボクシング大会にて、イギリス出身のダニエラ・ヘムズリー選手が初勝利を収めました。

ダニエラ選手は、モデルとしても活動しており、Instagramのフォロワーが10万人以上の人気インフルエンサーです。

そんな彼女が、勝利した瞬間に興奮のあまり、スポブラを脱ぎ捨て世界生配信中のカメラに向かって胸をあらわにしてしまいました。

「DAZN」には胸の映像が流れてしまい、同大会の Instagramが投稿した動画にも、脱ぎ捨てる直前の場面が映っています。

この出来事に対して、オーストラリア出身の女子ボクシング世界チャンピオンであるエバニー・ブリッジス選手はTwitterを更新。

ダニエラ選手をかばいながらも、自分を同類とは思わないで欲しいという空気を出しています。

「きっとお祝いモードではしゃぎ過ぎてしまったのよ。彼女を批判する気はないけど…私を一緒にしないでね」とエバニー選手。

「私は胸出しなんて絶対しないし、そもそもヘムズリー達のボクシングは『インフルエンサーボクシング』なのよ。インフルエンサーとしてSNSに露出が増えることはフォロワーが増えることにつながる。それはお金になるんだもの」

「ああだこうだ言いたい人もいるだろうけど、それで何か変わると思う?騒ぐ人が多いほど、結局インフルエンサーにとっては自分たちの知名度が上がってお金になる、それだけよ」

そしてエバニー選手は、ユーモアのある口調でこう続けました。

「それにしても、いいおっぱいだったわね!笑」

その後、ダニエラ選手は公のインタビューで謝罪をし、興奮のあまり冷静さを失ってしまっていたことを告白。

しかし、ダニエラ選手をかばったエバニー選手とは裏腹に、ボクシングプロモーターであるエディー・ハーン社長は「Boxing Social」に対し、はっきりとこう批判しました。

「僕たちは女子ボクサー達の能力や努力が認められ尊重されるように、必死に協力してきたのに、あのザマだ。こういう行為は一番嫌いなんだよ。あれは決してボクシングと呼んではならない」

女子の3階級世界制覇の王者であるボクシング界のスターであるクラレッサ・シールズ選手も、自身のTwitterで失望した様子をこう語りました。

「これは女子ボクシング界にとって後退だ。こんなことはやめてくれ」

ヘムズリーはその後自身のInstagramで、本当は胸用のテープをつけていて、全部丸出しになる予定ではなかったのに、汗でスポブラの方にくっついてしまっていたことを明かしています。

「不快な思いをした方、ごめんなさい。でも、プロモーターに許可だってもらっていたの…」

そう言い残したダニエラ選手に対する、処罰が下るような話は出ていません。

4日経過した2023年7月19日現在、ダニエラ選手のフォロワー数は15万人を超えています。

やはり、エバ二ー選手の言う通り、これはインフルエンサーボクシングの戦略なのかもしれませんね。

Text by 磯村さやか