内容説明
リベラルアーツ教育を原点から見直しわが国の大学教育に軌道修正を促す!新型コロナ・パンデミックに揺らぐ現代の教育界はどこに向かい、また今後どのように再編すればよいだろうか。本書では、GHQ統治下でわが国の戦後教育を形作った『米国教育使節団報告書』の再解釈を行い、その時生じた「ボタンのかけ違い」が、オンライン化が急速に進む現在の教育が直面している課題と通底することを明らかにする。こうした齟齬の反省から教育のあるべき姿を見直し、AIが人間を凌駕する新たな時代の要となるDX(デジタルトランスフォーメーション)を駆使したリベラルアーツ教育の意義と方途を指南する!
目次
序章(なぜ、戦後教育の原点に戻る必要があるのか;リベラルアーツ教育とは何か)
1章 外圧の過去―プロローグ(米国教育使節団と『報告書』の解釈)
2章 混迷する現在(混迷する大学の現状を「診断」する;未完の『報告書』と戦後教育改革の混迷 ほか)
3章 つかみ取る未来(大学におけるDX;デジタル社会の促進)
終章 まとめ(近未来のリベラルアーツ教育;エピローグ―これからの日本の大学はどこを見習うべきか)
著者等紹介
土持ゲーリー法一[ツチモチゲーリーホウイチ]
京都情報大学院大学副学長・教授、高等教育・学習革新センター長。コロンビア大学大学院比較・国際教育学にて教育学博士号取得、東京大学大学院にて教育学博士号取得。弘前大学21世紀教育センター高等教育研究開発室長・教授、帝京大学高等教育開発センター長・教授および学修・研究支援センター長・教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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