【独自】宮若市長に新たな証言 女性職員にセクハラ発言か

宮若市の塩川秀敏市長が、ハラスメントが疑われる発言を繰り返していたとされる問題で、新たな証言です。
被害を受けたという女性職員が、NHKのインタビューに応じ、塩川市長から「女は子どもを産んで初めて女になる」などと言われたと初めて証言しました。
宮若市の塩川市長は複数の職員に対してパワーハラスメントが疑われる発言などを繰り返したとして、市議会が12月15日に辞職勧告決議を可決していますが塩川市長はいまの時点では辞職する考えはないことを明らかにしています。
NHKが取材を進めた結果、これまで明らかになった発言以外にも、塩川市長がセクシュアルハラスメントが疑われる発言をしていたことが新たにわかりました。
NHKのインタビューに応じた宮若市の40代の女性職員によりますと、塩川市長はことし夏ごろ、この女性職員に対して子どもがいるかを尋ね、「遅かったな」「産めてよかったな」などと発言したあと「女は子どもを産んで初めて女になる。子どもを産んだ女性とそうでない女性はまったく違う」などと発言したということです。
女性職員は「びっくりして言葉が出なかった。不快感しかなかった」と話していました。
塩川市長は、NHKの取材に対して一連の発言をした記憶がないとした上で、「もしこの発言をしたのなら、申し訳なかったと謝罪したい」と話しました。
一方で、自らの進退については、「これから始まる百条委員会や公平委員会の調査を待って判断したい」と述べました。