病と芸術―「視差」による世界の変容

個数:

病と芸術―「視差」による世界の変容

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月26日 12時32分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 117p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784798918136
  • NDC分類 704
  • Cコード C1070

内容説明

コロナ・パンデミック、大災害、悲惨な戦争、革命幻想などの「病気」になるとモノや世界の事象に変化をもたらす。「視差」により今まで見えていたのとは別の層が顔を出す。病気は単なる芸術表現の素材だけでなく、新たな美の発見があることを、夏目漱石、谷崎潤一郎、R・ブルックス、S・モリッシーの最新研究を通して芸術表現の新たな地平が開かれる。

目次

大正デカダンスとその病(結核;神経衰弱 ほか)
現れる身/体に現れる“病”―『細雪』身体不調論(近代/女性/商品;「複製技術の時代」の女性 ほか)
ロメーン・ブルックス(病魔に憑かれたアンドロギュヌス;あるモダン・アマゾネスの生涯)
「健全だったもの」が解けていく―シネイド・モリッシーの病気詩(病気で見えてくるカルチャーの多層性;スペイン風邪とアイルランド文学 ほか)
芸術と病の諸相―まとめ(パンデミックと芸術の歴史;中世の黒死病 ほか)

著者等紹介

中村高朗[ナカムラタカオ]
上智大学文学部フランス文学科卒業、慶應義塾大学大学院美学美術史修士課程修了、滋賀県立近代美術館(現滋賀県立美術館)、横浜そごう美術館、毎日新聞、Bunkamuraザ・ミュージアム、安田火災東郷青児美術館(現在SOMPO美術館)を経て、多摩美術大学教授

谷川渥[タニガワアツシ]
1948年生まれ。美学者・批評家。東京大学文学部美学芸術学科卒業。同大学院人文科学研究科博士課程修了。東西の芸術史を視野に収め多様な“美的表象”を渉猟、美学と批評を架橋する

丸川哲史[マルカワテツシ]
1963年和歌山市生まれ。明治大学政治経済学部/同大学大学院教養デザイン研究科教授(現職)。1990年、法政大学人文科学研究科日本文学専攻、修士卒。1990~1993年、台湾にて日本語専門家として台湾の大学で日本語を教える。2006年、一橋大学大学院言語社会研究科にて博士号(学術)を取得。2008年、北京の中国社会科学院文学研究所にて研究員。専攻は日本文学、東アジア文学・映画・思想論

相馬俊樹[ソウマトシキ]
1965年東京生まれ。慶應義塾大学文学部哲学科美学美術史学専攻卒。美術評論家。おもにエロティシズムと幻想表現にかかわる美術について論述・紹介(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。