特集 あの日あの時、石川遼

日本中を驚かせた15歳の優勝

 2007年5月20日、岡山で行われた男子ゴルフのマンシングウェアオープンKSBカップで、15歳8カ月のアマチュア・石川遼(東京・杉並学院高1年)が、通算12アンダーの276で優勝した。日本男子ツアー史上最年少優勝、初めての高校生の勝利。アマ選手の優勝も、1980年の倉本昌弘以来2人目のことだった。
 従来の日本男子ツアーの最年少記録は、77年の日本オープンを制したセベ・バレステロス(スペイン)の20歳7カ月。日本選手では76年の中嶋常幸の22歳4日、女子ツアーを含めても2003年に高校3年で優勝した宮里藍の18歳3カ月が最年少だった。15歳の少年が、これらの記録をまとめて大きく更新。もちろん、この大会がツアー初出場だった。石川はアマのため、優勝賞金2000万円は2位の宮本勝昌が獲得した。

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