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企業情報ニュースリリース

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2018年9月4日

「Ringo Pass」サービスを利用した移動と情報提供の実証実験を開始

鉄道・タクシー・シェアサイクルの利用をシームレスにつなぐワンストップサービスを提供し、
ストレスフリーなモビリティ利用を実現

  株式会社日立製作所(執行役社長兼CEO:東原 敏昭/以下、日立)は、東日本旅客鉄道株式会社(代表取締役社長:深澤 祐二/以下、JR東日本)とともに、各種モビリティサービスの利用をワンストップ化し、身近な買い物客や旅行者の交通の利便性を向上する取り組みの一環として、スマートフォンアプリを利用した「Ringo Pass*」サービスの実証実験を開始しました。実証実験では、モニター企業数社の従業員が「Ringo Pass」サービスを利用し、タクシーとシェアサイクルをスムーズに利用できるワンストップサービスの利便性の検証を行います。

*
「Ringo」とは「Ride and Go」の略称です。「Ringo Pass」はJR東日本が日本において商標登録出願中です。

  近年、スマートフォンアプリを利用したタクシー配車サービスやシェアサイクルなど、交通手段の利便性を高めるモビリティサービスの利用が拡大しています。一方、モビリティサービスの利用においては、それぞれのサービスごとに利用者情報や決済手段などを登録し、別々のアプリケーションを使用する必要があるなど、複数のモビリティサービスを活用したシームレスな移動の実現には課題が生じています。

  このような中、JR東日本と日立は、移動のための情報・購入・決済をお客さまにオールインワンで提供する「モビリティ・リンケージ・プラットフォーム」によりシームレスな移動の実現を主導し、総移動時間の短縮やストレスフリーな移動の実現につなげていく取り組みを進めてきました。そしてこのたび、各種モビリティサービスごとに独立している情報検索機能や利用者情報、決済方法の登録手続きなどをひとつのアプリケーションに統合し、各種モビリティサービスの利用をワンストップ化することで、利用者が素早くストレスフリーに移動手段を選択・利用できる「Ringo Pass」サービスのスマートフォンアプリを開発し、モビリティサービス事業者と連携した実証実験を開始しました。

  本実証実験では、モニター企業数社の従業員が、①各種モビリティサービス(シェアサイクル、タクシー)を検索する機能、②Suicaをモビリティサービスの鍵として利用する機能、③QRコードによる決済機能の3つの機能を備えたスマートフォンアプリを用いて、「ドコモ・バイクシェア」(株式会社ドコモ・バイクシェア)および「kmタクシー」(国際自動車株式会社)を利用し、鉄道・タクシー・シェアサイクルの利用をシームレスに連携させた移動の利便性向上に関する検証を行います。

  本実証実験を通じ、日立はJR東日本とともに、「Ringo Pass」サービスの実現に向けた検討を進めていきます。また、両社を含むコンソーシアム形式により、その他の交通事業者との提携を拡大することで、利用者があらゆるモビリティサービスを簡便・手軽に利用できるモビリティ・リンケージ・プラットフォームの実現を進めていきます。

実証実験の概要

概要 株式会社ドコモ・バイクシェアおよび国際自動車株式会社の協力のもと、モニター企業約10社の従業員約200名が、「Ringo Pass」サービスのスマートフォンアプリを利用し、利便性の検証を実施。
実施場所 シェアサイクル:東京都内9区 (サイクルポート数:約470ヵ所)
タクシー:東京都内23区、武蔵野市、三鷹市 (タクシー台数:約3,600台)
開始時期 シェアサイクル:2018年8月30日開始
タクシー:2018年11月開始予定

スマートフォンアプリの概要

[画像]スマートフォンアプリの概要

お問い合わせ先

株式会社日立製作所 社会イノベーション事業推進本部 アーバン&ソサエティ推進本部
街づくりソリューション本部 [担当:高野、平澤]
〒108-8250 東京都港区港南二丁目18番1号
電話 : 03-5471-4601(直通)

以上

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