海部観光(美波町)は3月1日から、藍住町と大阪(伊丹)空港を結ぶ高速バスを運行する。同町を発着する初めての路線で、場外馬券売り場・パルス藍住(徳命)の駐車場に乗降場「ゆめタウン前パルス藍住」を設ける。

 27人乗りのバスで1日3往復し、上り便は午前6時20分、同6時50分、同8時5分に藍住町を出発。徳島とくとくターミナル(松茂町)や高速鳴門バス停、神戸国際会館前(神戸市)、JR大阪駅など6カ所を経由して約3時間半で大阪空港に到着する。

 下り便は午後1時50分、同4時20分、同6時5分に空港を出る。乗降場周辺にバス利用者専用の無料駐車場が22台分ある。

 交通の利便性を高めようと、町が昨年7月から県内のバス会社に路線開設を求めていた。海部観光の打山昇会長(71)は「企業や商業施設が多く人口も密集している藍住町の利便性向上に役立ちながら、安全な輸送に努めたい」と話している。

 2月1日から予約を受け付ける。問い合わせは海部観光予約センター<電0570(064)188>。