内容説明
近畿大学創設者の画期的伝記。世耕弘一の生涯と近現代史の明快な叙述。近畿大学はいかにして創設されたか、創設者の思いは何であったのか!ドイツ留学が政治と大学教育に与えた影響は何であったのか!世耕弘一の活動と言葉を通じて歴史の中で理解する。
目次
第1部 おおいなる旅路(一九二三)―東京~ベルリン(「学びの場」を求めつつ;ふたたび東京にて;この時代の一般的情勢 ほか)
第2部 ドイツ留学時代(一九二三~一九二七)(一九二三年一一月二日付書簡;一九二三年一一月二日付書簡の意義;この当時のドイツの経済情勢 ほか)
第3部 大学人として、政治家として(一九二七~一九六五)(帰国直後;初立候補;初当選 ほか)
著者等紹介
荒木康彦[アラキヤスヒコ]
博士(歴史学)。専攻:近代日独交渉史、史学理論。近畿大学名誉教授。1995年度にドイツ連邦共和国ボン大学で在外研究に従事し、ドイツの大学における最初の日本人学生馬島(後に改姓して、小松)済治を発見し、この人物に関する学位請求論文によって2001年博士(歴史学)を取得し、この論文で提示した新説はその後国際的に認められた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。