アジア通貨動向(9日)=上昇、連休明け中国市場の人民元高で

[9日 ロイター] - アジア新興国通貨は人民元相場がけん引し、全面的に上昇。元は大型連休明けとなった中国市場で1%以上急伸した。中国経済の回復継続を示す指標も市場心理を支えた。
フィリピンペソは0.3%、タイバーツは0.2%、それぞれ上昇。
財新/マークイットが発表した9月の中国サービス部門購買担当者景気指数(PMI)は54.8で、前月から上昇。景気回復がよりバランスのとれたものになり、勢いも増していることが示唆された。
デーリーFXのストラテジスト、マーガレット・ヤン氏は「きょうはリスクセンチメントがかなり良好で、アジア新興国通貨は米ドルよりも好調に推移している」と指摘。
「ただ、この上昇が持続するかどうかは分からない。米国の選挙が近づいており、今後は政治的不透明感がかなり強くなる可能性があるからだ」と続けた。

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