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【ニューヨーク=小林泰裕】米誌フォーブスは5日までに、2023年版の世界長者番付を発表した。高級ブランド「ルイ・ヴィトン」などを傘下に持つ仏LVMHのベルナール・アルノー最高経営責任者(CEO)が初の1位となり、昨年1位だった米電気自動車大手テスラのイーロン・マスクCEOは2位となった。
アルノー氏の資産はLVMHの好業績を追い風に昨年から約3割増加し、推定2110億ドル(約28兆円)となった。一方、マスク氏は保有するテスラの株価低迷などが響き、約2割減の1800億ドルとなった。米アマゾン・ドット・コム創業者のジェフ・ベゾス氏が1140億ドルで3位だった。
ファーストリテイリングの柳井正会長兼社長が資産額326億ドルで日本人トップの39位。ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長が224億ドルで69位だった。「ビリオネア」と呼ばれる資産10億ドル以上の富豪の数は2640人と、前年の2668人から減少した。