きっかけ
アニメ好きなら速攻でわかると思うが「ガールズ&パンツァー」のせい。
ガールズ&パンツァー 7話より
ガールズ&パンツァー(以後ガルパン)にハマった結果、戦車のことが気になるのはごく当然の流れ。
作品内で活躍のさせ方によって、登場する戦車がどの程度のスペックかはなんとなくわかる。
しかし、実際の歴史上でどのような立場であったかは分からない。
すべての戦車が38(t)のように本編で解説されるわけではないからだ。
さらにガルパンでは戦車関係の人物の名前が度々出るが、コレについては特に解説されない。
そこで戦車関係について広く浅く知りたかったのでポチった。
内容とか
この本はタイトルにもあるように「機甲戦」がメインである。
つまり、戦車という兵器はあくまでも機甲戦を構成する要素として扱われる。
だが戦車を要素として扱うことで、戦車の位置づけや、戦略・戦術に与えた影響などがよく分かる。
さらにガルパンに登場した人物が、戦車にどう関わっていたのかもコレを読めば知ることが出来る。
戦車初心者が戦車関連の歴史を知るのに向いている。
まず戦車及び機甲戦の歴史については騎兵、アレクサンダー大王から書かれている。
とはいってもプロローグみたいなものであり、メインは第一次世界大戦以降のことである。
特にドイツ、ソビエト、そして日本について大きくページを割いており、機動戦の登場や騎兵から機械化への移り変わりが、それぞれの国別に書かれている。
どこの国でも既存の勢力が新しいものに拒否感を示す、もしくは新しい発想を認めようとしないのは面白い。
機甲戦関係の人物だが、やはりハインツ・グデーリアンがどういった人物なのか知ることができてよかった。
ガルパンによく出てくるこの名前、どんな人物か知るとソウルネームにする気持ちも理解できる。
機甲化部隊への設立のために布張りのリヤカーで訓練を行うとか信念強すぎだろという。
その他にガルパン関係の人物といえば、エルウィン・ロンメルなんかが紹介されている。
あと秋山好古も。
この本は戦車とその周辺のことが国別で歴史の流れにそってわかるので、ニワカから一歩踏み出したい人は読んでみるといいんじゃあないかな。
こんな人におすすめ
- 戦車の扱われ方を知りたい人
- 戦車周辺の歴史を知りたい人
- グデーリアンって誰って人
設定集ってハマると欲しくなる