猿回しの村崎太郎・次郎の4代目次郎襲名式が20日、都内で行われた。3代目は10歳(人間年齢約30歳)で肉体的には元気だが、働く意欲が薄れたため引退し、3代目の息子、太陽(2)が4代目を襲名した。人間年齢で約6歳の4代目は、口上の途中でおむつがポロリと落ちたり、同席した仲間のサルにケンカを売るなどハプニング連発。それでも、初代からの伝統芸「反省」をしっかりこなし、大物の片りんを見せた。

 村崎太郎(48)は「襲名がいかに大変か、海老名家の気持ちが分かりました」と苦笑いし、後見人の爆笑問題太田光が「何にもできないサルだね」と突っ込む一幕もあった。妻のフジテレビプロデューサー栗原美和子さんも駆けつけ、村崎は「生まれて3カ月で2足歩行ができて、非常に能力は高い。夏には4代目と海外進出を目指します」と気合を入れた。

 [2009年4月21日8時6分

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