会話が下手な人に共通して欠落してる能力

◆無意識にやってしまっている人は要注意! 周りをイラッとさせるNG会話術<無料動画 GyaO[ギャオ] (2009.05/22)


以前に「自分では気がついていないかも? 周りをイラッとさせるケータイの使い方」という記事でも取り上げましたが、自分ではなかなか気づかなくても周りをイラッとさせてしまう行動ってありますよね。そこで今回は、同記事の別バージョンとも言える、「周りをイラッとさせる会話術」を調べてみました。無意識にやってしまっている人は要注意!
(後略)


 とまあなかなかおもしろいと思ったんで、項目だけ下に列挙してみたよ。

【人の話を全く聞かずに、自分が言いたいことばかり話す】
【まず否定から入る】
【面白い話をするとき、途中で自分で笑いだしてこっちには何の事だかわからない】
【相手の話にいちいち対抗したがる】
【「それ“で”いいよ」「“けっこう”好き」など、すっきりしない言い回しを多用する】
【他人に気を遣わせる自虐ネタが多い】
【どんな話題に対しても批評や批判をしたがる】
【「ここだけの話」を多用する】
【詮索好きで、質問責めにしてくる】
【いきなり主語を言わずに話し始める】
【具体的な説明ができない】
【「ねえねえ何か面白いことない?」を連発する】
【自分から質問してきておいて、答えを全然聞いてない】
【いない人の悪口や噂ばかり言う】
【大声で相手を圧倒したがる】
【すぐに「わかるわかる」と言う】
【思わせぶりに話を振っておいて、答えを言わない】
【いちいち細かい反論や、突っ込みを入れる】
【少し前の話題を全然聞いていない】
【擬音がやたら多い】
【相槌が全くない】
【「仕事が忙しい」「時間がない」「寝てない」としか言わない】
【「なんでもいい」と言いながら、全然なんでもよくない】
【すぐ説教をしたがる】
【話がやたらと長い。オチがない】
【話が盛り上がっているのに、すぐまとめようとする】


 これだけたくさん挙げてあれば、もう自分の知り合いの具体的な顔とか名前とか浮かんでくるよね。もしくは自分の口癖とかね。あと、個人的には【必ず「逆に」と言って話をはじめる】とかも付け加えておきたいね。


 でもね、僕は思うんだけど、どれだけこういうイラッとくる会話癖があっても、その人に知性や教養があったり、ユーモアのセンスや波長が自分と合っていれば、会話は楽しいものになると思うんだ。実際に僕が話をしてて楽しいって思う人は、自分にはないウィットに富んだ情報を持っているんだよ。そして何より、時折かますジョークをふんだんに共有できる人だね。まあ、こういう人達とはどんな話を何時間続けても飽きないし、イラッともこないね。ホントだよ。


 でね、思うんだけど、普段から本を読んだり映画を観たり音楽を聴いたりしてない人って、会話がつまんないんだよね。つまり世の中のいろんな情報を取り込もうとしてない人ってことだけどね。で、そういう人だって一応ワイド・ショーやバラエティー番組のネタなんかは口にするのだが、見たものそのままで奥行きがないから、「へぇ」とか「ですね」とか「ああ、僕もソレ見ました」で、会話が終了してしまうわけさ。また、そういう人って往々にして【面白い話をするとき、途中で自分で笑いだしてこっちには何の事だかわからない】【いきなり主語を言わずに話し始める】タイプの人なんだ。わかるよね。すべてが自分の中だけで完結してしまってるんだろうね。そう思って読み返してみると、ここに挙げられてるイラッと術は、「相手のことを考えずに発言してる」って人に共通してるパターンなんだと思うんだ。他人目線、客観性、俯瞰力。これらが欠落してると、否が応でも話し相手に不快感を与えてしまうんだろうね。まじで。会話なんてラリーにならないと意味がないわけだから、話す側は次の人がレスポンスしやすい言葉を投げかけてやって、それを受ける側は場を盛り上げる「笑」を添えてリアクションする。これがストレスのない会話なんだろうね。要は漫才ってことかな。そう僕は思ったよ。