札幌―小樽をSL疾走 北海道で鉄道開業130年を記念
北海道で鉄道が開業してから130年を迎えた28日、蒸気機関車(SL)が記念の臨時運行をし、白い煙を上げながら、JR函館本線札幌―小樽間を疾走した。
JR北海道によると、1880年11月28日、官営幌内鉄道が札幌―手宮(現小樽市、1985年に廃駅)間で開業した。
運行した「SL北海道鉄道130周年記念号」(C11-171)は4両編成でこの日1往復した。1カ月前に販売された432席は、数分で完売。札幌駅を出発した午前11時すぎ、ホームはカメラを持った鉄道ファンらでごった返した。
家族と見物に訪れた札幌市東区、会社員、鎌田博幸さん(39)は「切符は買えなかったが、SLを見るのが楽しみで来た。すごい迫力だ」と興奮した様子で話した。〔共同〕