iPhone/iPod touch/iPad向けの最新OS『iOS4.2』がリリースされました!

音楽・動画ストリーミング機能「AirPlay」のほか、『iOS 4』では若干置いてけぼりを食らっていた(?)iPadにも、利便性を向上させる機能が追加されています。

■「AirPrint」

「AirPrint」は、ローカルネットワークにあるプリンタを自動的に検知し、ドキュメントや画像を無線で印刷する機能。ただし、『Mac OS X 10.6.5』でAirPrintのサポートがなくなってしまったため、iOSデバイスから共有プリンタで印刷するのは少々厄介となっています...。ライフハッカーアーカイブ記事「OS XでiOS AirPrintを有効にする方法!」に従って、なくなったファイルをインストールするか、このプロセスを自動化する『AirPrint Hacktivator』(英文記事)を利用する方法が一番カンタンです。

システムを変更したくない場合は、『Printopia』(有償・10米ドル)や『Fingerprint』(有償・8米ドル)を使って、MacをAirPrintに対応させるという方法もあります。Macユーザーでない場合は、iOSデバイスからの印刷にこのような制約はありません。ちなみに、iOS 4.2を使わずにiOSデバイスから印刷する方法は、米Lifehacker記事「How to Print from Your iOS Device Right Now(iOSデバイスからすぐに印刷する方法)」もご参考まで。

 ■「AirPlay」

「AirPlay」は、基本的に既存のAirTunes技術を転用したもの。iOSデバイスから『AirPort Express』や『AppleTV』へ音楽ストリーミングできます。また、AirPlay対応デバイスであれば、動画のストリーミングもOK(現時点で対応しているのはApple TVのみ)。詳しくは、上のデモ動画でご確認ください。

■「iPhone/iPad/iPod touch探し」機能

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『MobileMe』など、iOSデバイス紛失に備えたアプリケーションはいくつかありますが、『iOS4.2』では、新機能「Find My iPhone」を搭載。iOSデバイスの居場所を探しやすくしてくれるほか、盗難に遭った際、データをロックできます。

■iPadでのマルチタスク

iPhoneやiPod touchでは、『iOS 4』にマルチタスク機能が搭載されていましたが、iPadではこの機能がありませんでした。一般的な「マルチタスク」とはいえませんが、ホームボタンをダブルクリックすれば、ホームスクリーンへ戻らずに、アプリケーションをスイッチできます。Pandoraラジオなどの音楽ストリーミングサービスを利用しながら、メールを書いたり、ウェブブラウジングできるようになるのは魅力ですね。

■「iPad Folders」

マルチタスク機能と同じく、フォルダー機能もようやくiPadに対応しました。『iOS 4』でのiPhoneやiPod touchの操作と同様、アプリケーションのアイコンを他のアプリケーションのアイコンへドラッグすると、フォルダーが作成できます。ただし、ひとつのフォルダーにまとめられるアプリケーションの数は20が上限です。

iOSデバイスを接続し、iTunesを開けば、『iOS 4.2』へアップデードできます。「早速、使ってみた!」という方は、ご感想をコメント欄で聞かせてくださいね。

Adam Dachis(原文/訳:松岡由希子)