【11月8日 AFP】英王室が、米SNS「フェースブック(Facebook)」にページを開設した。エリザベス女王(Queen Elizabeth II)や、チャールズ皇太子(Prince Charles)、ウィリアム王子(Prince William)、ヘンリー王子(Prince Harry)らの演説や写真、動画、最新情報などを随時アップしていくという。

 だが、女王陛下と「友達」になったり、女王を茶化したり、英王室ページにコメントを残したいと考えているユーザーは、落胆するかもしれない。英王室はプロフィールを登録しておらず、このページは英王室側から一方通行の情報提供の場でしかないからだ。

 英王室はこれまでにも、最新メディアに慣れ親しみたいというエリザベス女王の熱意をアピールしてきた。

 女王はすでに多機能携帯電話(スマートフォン)「ブラックベリー(Blackberry)」や携帯音楽プレーヤー「iPod(アイポッド)」を所有し、初めて電子メールを送信したのは1976年に英軍基地を訪れた際のことだという。

 英王室も、2007年に動画共有サイト・ユーチューブ(YouTube)に自前のチャンネルを立ち上げ、09年にはマイクロブログサービス「ツイッター(Twitter)」のアカウントを取得。写真共有サイト「フリッカー(Flickr)」にも、専用アルバムを掲載している。(c)AFP