JR九州、観光列車刷新 鹿児島・熊本、デザイン改め新名称
九州旅客鉄道(JR九州)は来春、鹿児島、熊本両県内を走行する観光列車をそれぞれ刷新する。JR指宿枕崎線の鹿児島中央―指宿間で運行している「なのはなDX」、豊肥本線の熊本―宮地間の「あそ1962」が対象。ともに車両デザインを改め、新名称はそれぞれ「指宿のたまて箱」「あそぼーい!」とする。
来春の九州新幹線鹿児島ルートの全線開業により、九州各地への観光客が増えるのを見据え、新幹線駅を結ぶ観光列車の整備で全通効果を高める狙いだ。
「指宿のたまて箱」は鹿児島県指宿市に伝わる浦島太郎伝説にちなんで命名。車体の側面の左右をそれぞれ白と黒に塗り分けた斬新なデザインが特徴だ。「あそぼーい!」は車内に遊具を設置するなど小さい子どもが楽しめるようにする。