リアル・ゴッホ、そしてリアル千秋

2010年9月24日(金) 9:04:22

ツイッターで教えてもらった「リアル・ゴッホ」。
チルトシフト撮影でミニチュア風になったゴッホである。元ネタはこちら。必見(カラパイア「ゴッホの絵をチルトシフト撮影でミニチュア風にしてみた」)。

いやー、すごいな。
チルトシフト撮影とは、本城直季の写真集「small planet」(4年前のクリスマスにムスメにプレゼントした)以降、一躍注目を浴びた撮影手法のひとつ。なんでもミニチュア模型のように撮れてしまうものである。最近では「Tilt-shift Maker」というサイトもあって、簡単に加工できたりする。

なんというか、ゴッホの頭の中が垣間見られるような絵である。目を細めて見るとゴッホの目に少し近づける。自分の視点とゴッホの視点の中間をつないでくれた感じ。ゴッホには世界がリアルにこう見えていたのかも、と、自分の中の貧困な想像力をぐぐーんと拡張してくれるようなチカラがある。


話はガラリと変わる。

今度は毎日新聞で教えてもらった「リアル千秋」の話。
いや、新聞には千秋のことなどひとつも書いていない。でもこれはまさに「リアル千秋」だ。ちなみに千秋って千秋真一のことね。漫画「のだめカンタービレ」の千秋真一。

今日の新聞に載っていたのだが、山田和樹氏という31歳の指揮者がジュネーブのスイス・ロマンド管弦楽団の首席客員指揮者になったらしい。で、彼の経歴が非常に千秋っぽいw

経歴を追ってみよう。

東京芸大在学中に芸大生有志オーケストラ「TOMATOフィルハーモニー管弦楽団」(2006年より「横浜シンフォニエッタ」に改称)を結成し、音楽監督に就任。
2009年には若手指揮者の登竜門であるフランスのブザンソン国際指揮者コンクールで優勝。
病気療養中の小澤征爾の代役を務めたりもした(ベートーベン交響曲第7番をやったらしい!)。
そして、若くしてジュネーブのスイス・ロマンド管弦楽団の首席客員指揮者に。このスイス・ロマンド管弦楽団は1918年にアンセルメが創設した古い名門楽団。ドビュッシーやストラビンスキーの初演をやったりしているとか。

なんだこの相似形(笑)

千秋は1981年2月生まれという設定ゆえ、1979年1月生まれの山田和樹氏ともかなり近い。
こうなってくると気になるのは「千秋ほどのハンサムなのか」ということだろうが、千秋ほどかどうかは別にして、わりとイケてるのではないかとボクは思う(偉そうに失礼!)。まぁもうちょっとだけ細面になって欲しいけど…。ええとお写真はグーグルの画像検索などでどうぞ。


ということで、絵画とオケのお話でした。芸術の秋っすねw

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

アーカイブ

同カテゴリーの他記事