ホーキング博士曰く「万物の理論など見つからないかもしれない」 48
ストーリー by kazekiri
抜け 部門より
抜け 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
ホーキング博士はレナード・ムロディナウ氏と最新の共著「A Grand Design」にて、「万物の理論など見つからないものかもしれない」と記しているそうだ(Physics Buzz 、本家/.)。
「万物の理論」の代わりにあるのは「相互に関連しあう理論群」であると彼らはいう。各理論はある特定の条件下における一定の現実を表わしているとのこと。この例として、2人は映画Matrixの主人公Neoを挙げている。Neoの世界はバーチャルであったが、それを知るまでは世の物理の法則に逆らおうとする理由は何もなかった。同じように、例えば丸い金魚鉢の中の金魚の世界では光は屈曲しており、金魚鉢の外の世界からみれば正確なものではないが、金魚にとってはそれが正しいものであるとのこと。
ホーキング博士は1980年には「今世紀の終わりには統一場理論が見出されるであろう」といった趣旨の発言をしていたが、この度の著書では自らこの説を覆すこととなった。
42 (スコア:4, おもしろおかしい)
Re: (スコア:0)
これが解らないモデレータってどうなのよ?
Re:42 (スコア:1)
ネタが分かってもコメントの書き方としてどうよ、という意思の表れなのかもしれません。
しかしどちらかと言えばヴォゴン人にモデレート権を与えた誰かにヴォゴン人のポエム朗読会へのVIPチケットを送るべきかと思います。
Re: (スコア:0)
モデレーション制度は、書き込み者の知能<モデ知能 が前提となります。
ここでは、コテハンの知能 < ACの知能 ということになっているということでしょう。
つまり、改善案としてはコテハンにモデ権を与えず、ACのみに与えるということかなと。
Re: (スコア:0)
> これが解らないモデレータってどうなのよ?
たしかに、モデレートするなら「オフトピ」じゃなくて「既出」が適切かもね。
最近、どこかで同じようなコメントがあったばかりだから二番煎じで面白くないし。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
クラークの第一法則 (スコア:4, すばらしい洞察)
1. 高名だが年配の科学者が可能であると言った場合、その主張はほぼ間違いない。また不可能であると言った場合には、その主張はまず間違っている。
(from クラークの法則 [wikipedia.org])
…物理学者の皆様頑張ってください.万物の理論はきっと見つかります.
Re:クラークの第一法則 (スコア:1)
もしかしたら人間の想像力で可能な世界は既にどこかしら存在してる世界かもしれない。例えば光の速度が現在より速く移動可能な世界、
プランク定数が現在より大きな世界、もし統一理論が可能なら人間が想定可能な全ての世界を含みこんだものになるに違いない。
それって何も定義していないに等しい。全てを含む理論は全ての可能性を排除しないから何も定義できない。
Re:クラークの第一法則 (スコア:3, 参考になる)
物理定数が異なる世界は弦理論などで議論されてますね.あそこでは物理定数として様々な値が許容されるんで(ただし,完全に自由なわけではない).
これに対する立場は主に二通りあって,
・現状,弦理論をきちんと計算できる数学的手法がないのが問題であって,きちんと計算すれば我々の世界に類似したもの(もしくは、それを含む少数の解)以外は不安定であり,時間発展で別な安定解へと自己崩壊して生き残れないのではないか.
・そもそも我々が「物理定数」と呼んでいるものが定数だと信じるのが間違いであり,理論内で変化し得る(要は物体の運動における位置だの運動量だのと言ったような)単なる変数であって,現在でもゆっくりとではあるが変化しているものじゃないか?
というものです.
ただし,現在想定されている最終理論は何でも許容するものではなく,数学的制限から取り得る解が限定されます.
その制限のきつい極限として,解は一つしか許されないのではないか?(この宇宙のような環境にならざるを得ないのではないか)という話がでてくるわけで.
まああれですね.アインシュタインの有名な台詞
What really interests me is whether God had any choice in the creation of the world.
「一番興味があるのは,『神が世界を作ったとき,神に選択肢はあったのか?』という点です」
というやつですね.
ホーキング博士も年をとった (スコア:1)
人間、年をとると考え方も変わるらしい。
探求に飽きちゃったのかも。
Re:ホーキング博士も年をとった (スコア:2)
理論のほうが実証の先を進みすぎてしまって
大型加速器ぐらいならまだギリギリ作れるけど
それ以上の事を確認したくても、もう無理だという感じなのかなって思いました。
一方、極東では (スコア:1)
<4>賢者ガンダルフいわく
「そうかもしれない
そうでないかも
しれない」
"Maybe Yes
Maybe No"
教訓:かしこきもののことばは
つねにかくのごとし
「次回はレヴォリューションだって? 5年遅えーっての [wikipedia.org]」と嘯いてから早くも7年 [wikipedia.org]……
社長はまだまだ現役 [wikipedia.org]だなぁ(そんな歳じゃないって
Re: (スコア:0)
一つの数式、方程式で理論化するのは、そもそも酷く無茶をしてたのかもしれない。
なーんって考えたのかも?
後退した訳じゃなく、常人が届かない先を走ってるのかも知れないよ。
※NKSウルフマン曰く、方程式で自然を記述して解釈するのは誤りではないか?
自然はアルゴリズムで記述するべきではないのか? らしい。
方程式を計算するのに、アルゴリズムが必要なので何が新科学と言う人もいるが、
アルゴリズムこそ、自然を記述する方法という部分が根本的に違うんだよね。
Re: (スコア:0)
そうですかね?アルゴリズムを用いる事で世の中のほとんどを記述できているんだから、
その手法が"人間にとって"誤りって事は無いでしょう。
大事な事は方程式=真実なんじゃなくて、方程式=シンプルに(人類の知覚できる)宇宙をモデルしてる、という事。
神様は最終的に何がしかの補正を加えてるのかもしれないけど、
現行科学で大体うまくいってる所を見れば
その骨格では大分楽してるんじゃないかなあ。
ホーキング達が言わんとしているのは、その辺を飛び越えて、"神様のひとさじ"を
人類が今のやり方(帰納と演繹)で理解できるのか、という話ですよね。
#ただそれを捨てるとオカルトと区別がつかないのが現状
早く理論を構築して俺達を涙目にさせてくれって事かな? (スコア:0)
# ないって
Re:早く理論を構築して俺達を涙目にさせてくれって事かな? (スコア:2)
ファインマン博士は万物の理論は研究に値しない。とかいってたそうで。
なんでかというと、何らかの現象が観測されていないのに、新しい理論を編み出すことがおかしい。
現に、ToEは神学論争になっていますね。実験結果がないから。(彼らは理論が実験に先行する時代になったのだと言っています)
しかし、陽子崩壊が予測されながら観測されなかった時、もっと陽子の寿命が長くなる理論があるから!大丈夫。
などとインチキ科学もいいとこなことを言っている始末。
ホーキング博士も同じ考えに至ったのかもしれません。
Re: (スコア:0)
こういったアプローチを「インチキ科学」などとこき下ろすのは、自然科学における探求を行ったことが無い人なのだろうなと
言わざるを得ないなあ。
Re:早く理論を構築して俺達を涙目にさせてくれって事かな? (スコア:1, おもしろおかしい)
Re:早く理論を構築して俺達を涙目にさせてくれって事かな? (スコア:1)
毎度賭け事には反対に賭けてますからねぇ。
# 良い遊びw
現実的には必要十分な(本来の完全じゃないけど現実に射影している部分を)統一できている理論ができればいいんですが、なんとも...
M-FalconSky (暑いか寒い)
国家安康 (スコア:0)
門外漢なんで「万物の理論」て言葉を当てるのは初めて見た>統一場理論
誰が訳したのかちょっと興味有る。
「『物理』を分割して間に「の」を入れるなんて統一場理論の名としては不純だ!」
とか騒ぐ大御所物理研究者とか居なかったのかな。
Re:国家安康 (スコア:2, すばらしい洞察)
>「万物の理論」て言葉を当てるのは初めて見た
いわゆる「最終理論」に対し「万物の理論」(英語ではTheory of Everything,または省略してTOE)を当てるのは結構一般的かと思ってました.この辺の理論をあつかった一般向け著作なんかでも結構使われる言葉だったりします.
邦題がそのまんまなタイトルのイーガンの著作なんかも.原題は違いますが.
余談 (スコア:0)
ToEだけでピンと来るのは鍵っ子だな。
# あれは名曲。
Re:国家安康 (スコア:1, 参考になる)
多次元宇宙論が、いよいよ本物ぽいって事になったあたりから、万物の理論って
用語に切り変わったみたいです。
私も門外漢でポピュラーサイエンス好きなので、この辺の詳しいことは知らないんですが、
日本で万物の理論て言いかたするようになったのは、M理論以降ぽいです
詳しい人よろ (スコア:0)
ホーキング博士の言わんとしている趣旨がいまひとつよくわかりません。
相対性理論を失念してましたこと?
上位世界にも法則があり、
そことの干渉も相互に発生しているってことも含むなら、
それもいまさら何をおっしゃるって気がするんだけど。。。
(13Floorのほうが適した内容とは思うけど、知名度でMatrixってのは仕方ないか)
人間が観測できた事柄だけですべての世界が成り立っているなら、
観測の上限が世界の上限で統一場理論もありえるけど、
そうでないなら、観測しきれない部分も含めた統一場理論なんて、
もとより不可能なのはすぐ思い至ると思うので。
他世界を含めたカオスの根源たる要素が存在し、
人間がそれを観測することがいずれは可能になるって思ってたってことなのかな?
で、やっぱそれ無理あるよねぇって思い直したってこと?
超弦理論も13Floorみたいな状況も踏まえて再考するってことなら、
やっぱホーキングすげーとかと思います。
で結局、統一場理論的考察は不毛だからもうしないってのが、
今回の発言の趣旨なのかな?
Re:詳しい人よろ (スコア:2, 興味深い)
昔:物理的に何らかの根源があれば、その影響は間接的であれこの世界に影響を及ぼし、そこから理論を構築できるはず。
今:量子効果だ何だとかいろいろ考えてみたら、(未発見な)根本的な理論があったとしてもその影響が完全に隠蔽され、低位の理論の集合でこの世界のあらゆる現象が説明できてしまう可能性があるんじゃね?
という感じで。
構築された理論が不完全なものであれば必ず根本的な理論とのズレは出るはず(それゆえ、技術的にはともかく、理論的にはより根源的な理論を追求できるはず)であるけれども、そのズレが量子効果などで表では原理的に観測できない微妙な領域になっちゃう場合には、実験的に現在の理論を超えていけなくなってしまうから最終理論は見つけられなくなっちゃうよね、と。
Re: (スコア:0)
なるほど~解説ありがとうございます。
例えにMatrixが出てたから、
多重世界の1つからの考察って意味が含まれるととらえてしまいましたが、
そうではないのですね。
しいて言えば、上位世界があったとしても、
人的ヘマや、人がセットした機械のヘマによる
あからさまな改変でもない限り、
上位世界からの干渉は観測不能ってことですね。
Re: (スコア:0)
>低位の理論の集合でこの世界のあらゆる現象が説明できてしまう可能性があるんじゃね?
観測精度の問題じゃなくて、人間に知覚できない宇宙を含めての話だと思います。
余次元やhidden valleyなどの隣接領域は、そこからの染み出しは見えてもその中は
観測できない。染み出しすら無い隣接領域の物理現象は、そもそも認識不能です。
ましてや宇宙初期に超光速で分断された宇宙における局所領域の物理は
絶対にアクセスできません。
地球近傍の、低エネルギー状態しか知りえない我々は金魚でありneoである、
とそうホーキングは言ってるんじゃないでしょうか?
後半の趣旨には同意です。我々の手持ち札が、最終真理に到達可能な情報を含んでいる事を期待します…。
Re:詳しい人よろ (スコア:2)
門外漢ですが、
>> ホーキング博士は1980年には「今世紀の終わりには統一場理論が見出されるであろう」といった趣旨の発言をしていたが、
>> この度の著書では自らこの説を覆すこととなった。
> 相対性理論を失念してましたこと?
相対性理論はマクロだと完璧なんだけどミクロだと通用しないんじゃなかったでしたっけ?
そこで相対性理論と量子力学の理論の統一を目指してたけど「ムリッ」って結論に至ってしまったんでしょうかねぇ・・・
Re:詳しい人よろ (スコア:1)
はたして、相対性理論はマクロ完璧なのかな?
たとえばブラックホールの中とか、事象の地平面の向こう側には適用できないんでしょ?
万物の理論が存在するなら、少なくともそれをマクロに適用したときに事象の地平面の向こう側も記述ができるはず。
外部からの干渉無しにMatrixの内側から外を推し量ることは不可能なように、万物の理論は事象の内側から確定しえない、という博士の論は非常に納得できます。
Youthの半分はバファリンでできています。
Re: (スコア:0)
相対性理論がミクロだと通用しない、
ミクロの量子力学は観測不能なケースがあるってことか。
量子力学と相対性理論の相容れない部分 (スコア:1)
>(#1834096)
>相対性理論がミクロだと通用しない、
>ミクロの量子力学は観測不能なケースがあるってことか。
量子力学の世界では、いろんな出来事が確率で表されます。例えば、2個の粒子が互いに
衝突した後のそれぞれの位置とか。
ところで、この例のように互いに相互作用を及ぼした粒子同士は、互いに離れていても
相互作用を及ぼしあうようになります。このとき、量子結合という光速を超えた結びつき
が生じます。
この部分が、相対性理論と相容れない?
#この超光速の結合は、ジョン・ベルが、超光速の量子結合を否定すると実験結果を説明できない
#という形で示しています(「ベルの定理」)。
##結合により伝わるのは完全にランダムな情報なので、情報量はありません。
##よって、これを用いた超光速通信理論はことごとく失敗しています。
###そーゆー意味(情報が伝わっていない)では、相対性理論と共存できているかも。
Re: (スコア:0)
量子論での非局所的相関は、情報を伝達するわけではないのでそのままでは相対論とは相容れないわけではない……ような。
どちらかというと発散が問題では?
重力をなんとか量子化しようとしても大抵はくり込み不可能な理論になっちゃうし(計算上物理量が無限になり、それを取り除く方法が見つからない状況に陥る)、くり込めるようにしようと変形するとローレンツ不変じゃ無くなって相対論と整合がとれないし。
Re: (スコア:0)
いえいえ。特殊相対論は扱えますよ。
量子力学(無限自由度) + 特殊相対論 = 場の理論 です。
4つの力のうち重力を除いた、電磁気力、強い力、弱い力を良く記述しています。
おそらくおっしゃっているのは
『場の理論では”一般”相対性理論もとい、重力が扱えない』
ということじゃないかと思います。
一方、弦理論は重力を扱える、 Theory of Every Thing の候補と考えられているのですが、
何のヒントも無く手探りしている状態(実験できないため)でかなり厳しいらしい・・ですね。
最近では、TOE を追うよりも、QCD などの有効理論として使うことが流行っていると耳にします。(AdS/CFT対応とかいうヤツ・・!)
僕はちょっと門外漢なので、専門の方のお話を伺いたいですね。
# ホーキングは『わざと勝ち目のない方に賭ける』ことをされたりするので :-) これもジョークかもしれませんね。僕はこの本を読んでいないのでわかりませんが・・
そもそも (スコア:0)
前から気になっているのだが、コリオリ力は統一理論に含まれますか?
コリオリ力のことを「見かけの力」と言いますが、それじゃあ重力や電磁気力は見かけじゃないんですか?
人間の目から見るとそう見えるってだけでみんな「見かけの力」じゃないと言いきれるんですか?
地球が自転している事がわからなければ偏西風を観測することができてもその原因を説明することは出来ませんよね?
もし、コリオリ力を含めて重力や電磁気力についてまとめて理解できるとしたら、それは自分たちがどこに立っているか、自分たちが何者であるかを知ることじゃないでしょうか?
そもそも論の立てかたが間違ってるんじゃないでしょうか?
Re:そもそも (スコア:4, 参考になる)
>それじゃあ重力や電磁気力は見かけじゃないんですか?
かつて、重力というのは「地面に引きつける力」でした。
その後ニュートンが現れて、「地面に引きつける力」というのは見かけのものであり、実際には「物質同士が引き合う力」だということがわかりました。
しかしその後今度はアインシュタインが現れて、「物質が引き合う」というのも見かけで、実際には「エネルギーの存在により空間が歪み、内部の物体がそれに応じた力を感じる」というものだとされました。
その後、まだ確立してはいませんが、空間の歪み、というものを異なる観点から再定義してみたり(例えば空間の量子化を伴うループ重力子理論など)といったように、様々な再定義(見方の変換)が行われています。
一方、電磁気力も、最初は電荷の間に働く力と、磁石の間に働く力でした。
しかしその後、実はそれらは電磁場という統一的な実態を、異なる側面から見たために現れた不完全な存在であることが判明します。
さらには、電磁場というもの自体がベクトルポテンシャルという元になる実態の投影でしかない、という事実に行き着き、現在では、電弱力というさらに広い枠組みを持つものの一側面でしかない、ということが明らかとなっています。
そういう意味では、「力」というものに関する捉え方は次々と変化しています。「重力」や「電磁気力」という見方が絶対ではない、より元になる何かがある、という発想の行き着く先が万物理論である、ととらえてもらってかまいません。
(ただし、本当にそのように統一できるのかどうかは不明。現時点では単なる信念の問題です)
>地球が自転している事がわからなければ偏西風を観測することができてもその原因を説明することは出来ませんよね?
そう、ある意味その通り。しかしながら、実験室系での実験を通して、「得られた実験結果と現実世界を比較すると、世界が自転してると考えた方が説明できることが多そうだし、そっちの考え方の方が正しいんじゃない?そうすると、コリオリ力ってのは本質じゃなくて、見かけの力だよね」と判断しながら進んできたのが物理学です。
理論物理の最先端では、自分の扱っている対象が本当に究極的な存在なのか、それとも別な何かの影でしかないのか、ということは繰り返し問われてきました。物理学者ってのはまあ、すべてを疑い、その裏側に何かあるんじゃないかと常にひっくり返して回ってるような人間ですから。
Re:そもそも (スコア:1)
君はまず回転系の外に出て考えるべきだ。
回転系は系じゃなしコリオリの力なんて存在しない。
存在しないから「見かけの力」と呼んでるんだよ。
レコードのターンテーブルを回して、そこにビー玉を転がす事を考えてみて。
摩擦を無視すればビー玉はまっすぐ転がるよね?
んじゃ、ターンテーブルと一緒に回ってる状態で見たらビー玉はどう転がって見える?
結局「コリオリの力」ってのは「自分が回転してるから他が回転しているように見える」というクッダラナイ話なんだぜ?
Re: (スコア:0)
含む含まれない以前に,コリオリの力や慣性力といったものは本来存在しないものです.
コリオリの力が見かけの力と呼ばれるのは,コリオリの力の存在を全く考えなくても(回転する座標系を使わない限り)物体の運動を説明できてしまうからです.回転する座標系(地球上に固定された座標系とかですね)なんて特殊なものを使おうとするから,つじつま合わせの為に必要になるだけのものです.
一般の慣性力も同じです.慣性系(加速しない座標系)で物事を考えている限りそんな物は考えなくてもすべてつじつまが合うのです.
そうやっても残る(=これらの存在を考えないと運動をつじつまが合うように説明できない)のが4つの基本相互作用です.
Re: (スコア:0)
> 自分たちが何者であるか
金魚鉢の中の金魚
> 論の立てかた
金魚視点では正しい観測が出来ないかも
上記2点から、「万物の理論など見つからないものかもしれない」
という事なのでは?
# 金魚にとって正しければ充分だと思う
不完全性定理みたいなもの? (スコア:0)
みたいなことですかね?
それとも、たがいに矛盾する複数の公理系が作れるみたいな話?
Re:不完全性定理みたいなもの? (スコア:2)
矛盾のある数学体系の上に構築されている物理法則に従う世界???
なんか、素敵な響きですね。
Re: (スコア:0)
記述するしか手はないということ。
理論群を統合するのが目標なんでは? (スコア:0)
「ミクロで見る」という条件下では、量子論は「現実」を表現している。
これを繋ぐ数学形式が、いま、存在していないからといって、
統一形式が存在しないかもしれないとはなんと弱気な。
ベテラン研究者が「それは可能だ」と言ったら、それは実現できる。
ベテラン研究者が「それは不可能だ」と言ったら、研究者が耄碌しているときだ。
Re: (スコア:0)
なんで相対論と量子論を並列するのかわからないんですけど?
ディラックとか古典でしょ
「万物の理論など見つからない」という内容の (スコア:0)
オフトピだが (スコア:0)
何が意外だったって、博士がマトリックスを鑑賞していたということ。