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生態学者が書いたDNAの本
メンデルの法則から遺伝情報の読み方まで

詳細内容

井鷺裕司・陶山佳久 著 / B5判 / 200ページ
ISBN 978-4-8299-6522-1  2013年10月4日発売
定価4,180円(本体3,800円+10%税)
DNAの情報は、犯罪捜査や親子鑑定、最近ではオーダーメイド医療などにも活用され、現代人の生活に重要な役割を果たしている。さらに、稀少生物の繁殖計画から生物の歴史の解明まで、野生生物にも応用されるようになってきた。なぜ、どうしてそれらに使えるのか、どうやって使うのか、基礎から応用まで簡明に解説。

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目次
はじめに
第1章 生態学でなぜDNAを調べるのか
1-1 個体識別や種同定
1-2 繁殖生態学
1-3 系統解析
1-4 生物保全
1-5 適応にかかわる遺伝子の解析

第2章 DNAと遺伝現象の基礎
2-1 遺伝研究クイックツアー:メンデルから現在まで
2-2 遺伝子とゲノムの構造
2-3 遺伝子発現のプロセス:塩基配列がアミノ酸配列になるまで
2-4突然変異
2-5 遺伝子発現の調節
2-6 ゲノム

第3章DNAの変異を どのように検出するか
3-1 DNA分析で用いられる基本技術
3-2 DNAマーカーとして用いられるさまざまな多型とその検出手法
3-3 多型検出の対象とするゲノム
3-4 おわりに

第4章 遺伝情報をどのように解釈するか ──種内の解析
4-1 個体レベルの解析
4-2 集団の遺伝的多様性
4-3 集団間の解析

第5章 遺伝情報をどのように解釈するか ─系統の解析
5-1 種間、属間等、分類群レベル間の遺伝的差異
5-2 分子系統学
5-3 系統樹の構築手順
5-4 代表的な系統樹作成方法とその応用

第6章 ゲノム情報の活用
6-1 オーム研究、バイオインフォマティクス、システム生物学
6-2 次世代シーケンサーがうみだす大量塩基配列データ
6-3 多数の遺伝子座を対象とした解析
6-4 選択や適応にかかわる遺伝子の検出
6-5 保全単位の設定とランドスケープゲノミクス
6-6 エピジェネティクス
6-7 メタゲノム解析
6-8 比較ゲノミクス
6-9 これから何処へ?

引用文献
索引
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