インターネット好きにはたまらない「時間泥棒」が、またひとつ現れたようです。

The Internet Map」は、ウェブ上のサイトがどのように関連しているのかを一目で見ることができるサイト。35万ものサイトがそれぞれ泡のような形で、トラフィックの多いものは大きく、少ないものは小さく表示されています。また、類似しているサイト同士は近くに配置されています。

The Internet MapはRuslan Enikeev氏によって製作されました。彼によると「物理学上における類似点」をベースにしているのだそうです。

 

古典物理学においての類似点を導き出すには、ウェブサイトは「電荷を帯びたボディー」、そしてウェブサイト間を結ぶリンクは「バネ」、と例えることができます。バネは類似しているウェブサイト同士を近くに引き寄せ、帯電しているボディー同士が触れ合うことはなく、リンクのないサイト同士はお互いから遠ざかります。元々は電荷を帯びたボディー(つまりウェブサイト)は、マップ上にランダムに配置されています。バネは伸びていて、反発エネルギーが高く、システムは平衡と呼ぶにはほど遠い状態にあります。それからウェブサイトは、それぞれにかかっている力の影響を受けて移動し始め、引き寄せる力と反発する力が同じになると平衡となり、ウェブサイトは移動を停止します。The Internet Mapが示しているのはその平衡状態です。

120801internetmap_2.jpg

試しに「Japan」で検索してみると日本のサイトのマップが見れました。もっとも大きいのは「yahoo.co.jp」。ブラジルと日本の間に「巨大なポルノ星団」がある、というのもなかなか興味深いところです。

ページを開いた時の説明にもあるように、開発者は支援を求めています。トラフィックがあまりにも多いと、このサイトが存続できないかもしれないそうなのです。このThe Internet Mapをスゴい、面白い、と感じた方は、寄付をするという選択肢についても少し考慮してみてください。

The Internet Map | via Flowing Data

Melanie Pinola(原文/訳:まいるす・ゑびす)