西風に吹かれて

日本の西端にある基地の街から、反戦や平和の事、日々の雑感を綴ります。

付替え道路工事再開 1日目

2015-05-19 19:54:07 | 石木ダム
昨年8月7日、県は「石木ダムのための付替え道路工事」に反対していた地権者・支援者23人について長崎地裁佐世保支部に仮処分申請をした。

4回の審尋を経て、今年3月16名について処分が決定した。
「処分が出るまで、工事を再開しない」としていた県は、今日から工事の再開に踏み切った。

40年も前に計画されたダムは、人口減少が続く現在、どれほど考えても必要性のないものだ。

地権者も私たち支援者も、「ダムの是非について県知事と話し合いをしたい」と願ってきたけれど、知事は応じず工事の再開となったのだ。

強い日差しの中、私たちは工事用道路の入り口に立った。







昨日までの雨のためか、石木川はいつもより濁った流れだ。



午前9時半、ダム事務所の所長を先頭に県職員がやって来た。

いつものように「ここは県の土地です。入れて下さい。」を繰り返す所長。



私たちは黙って「工事強行より話し合いを!」のプラカードを掲げた。

20分ほどで、所長ご一行は引き上げたが、「今日は、工事関係者11名、ガードマン3名、県職員9名で来ています。」とマスコミに話していた。

午前11時半、今度は県河川課の企画監が4名の職員を連れてやってきた。



企画監はえらく張り切っていて、大きな声で所属と名前を私たちに告げるけれど、みんな知っている。
こちらにも私たちは無言でプラカードを見せる。

企画監は10分足らずで引き上げた。

昼食をはさんで炎天下の道路に立つが、なかなか県職員はやって来ない。

午後3時半、やっと3台の車に分乗した職員たちがやって来たけれど、また、無言で対応。

炎天下、いつやって来るかわからない県の職員や工事関係者を待つのも大変だし、気も抜けない。

しかし、ここで食い止めさえすればダムが出来ることはない。

そう思って、明日からも立ち続けるぞ!





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