tannenbaum居眠り日記💤

観戦者の目による、おもに自転車(おもにシクロクロス)関連のすみっこネタブログです。

興奮→安堵

  • 小細工・思惑なし。全身全霊のガッツポーズ。喜怒哀楽全開。
  • Cycling.TVの音声のみ実況の英国おじさんたちが狭そうなブースの中ひとしきり大騒ぎのあと、ものすごくホッとしているのが印象的だった。
  • 普段冷静でまろやかなアンソニーさんはレースのフィナーレも時折無理やり興奮を装った実況をしてるようなときがあるけれど、今日は正真正銘興奮。


(ゲストのおじさんは誰かわからないけど (後記:ポール・ワトソンという人らしい。)カヴの勝利の瞬間、雄たけびを上げていた。そのあと、awesome, awesome, awesome連呼。表彰台で泣いているカヴをみてbless him, bless him連呼。)
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カヴの逆境に複雑な心境だったけれど(あれやこれやの報いだよ。、。というのと、このままで終ってほしくない。。というのと)

  • 第2ステージはスプリントに加われなくなったところでカメラに向かって苦笑していたので、あ、闘志ないわ。と思ったらファンからやじられても落ち着いていたらしく、逆に心配に。
  • 第3ステージはゴールしたとき泣きそうに見えたのでちょっと安心(苦笑)
  • で、第4ステージ。バイクを投げた、というのを聞いて、まだアドレナリンは残っているのだ、と逆にまだ勝るかもと安心した。
  • ツァベルの嬉しそうなこと(涙)
  • コロンビアのアシスト、後半えらい働きぶりだったなあ。疲れただろう。。

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  • Jスポの画面には出なかったけれど、カヴをたくさんの人がハグしに来ていたらしく、ウィギンスも祝福のハグに来ていたらしい。この二人のハグ見るの久しぶり、とアンソニーさん。

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  • 今日のフィナーレは最後どんどん狭くなっていって、落車だけは勘弁、と思ってハラハラドキドキした。
  • フレイレが混みあった中央で隣りの選手と何度も肩をぶつけているのを見てさらにハラハラ。
  • 群雄割拠のスプリントは本当に面白いけれど、とりあえずひとつはカヴが勝ってなせかむしょうに安心(苦笑)
  • レンショーすばらしいリードアウト。彼はまさに値千金のアシストだ。

チローリアーン♪CM

今朝、デニフルの記事を読んでいたら、「このチロリアンは」という表現が多数でてきた(チロル人)。そのあと、しばらくしてチローリアーン、というお菓子のコマーシャルのフレーズが頭から離れず困った。同僚(九州人)に、たしかチロリアンというお菓子あったよね?と聞いたらすぐに千鳥屋というところのお菓子だと判明。

検索したら見つけた。
関東の人には馴染みがないCMだろうけど、私の脳裏にはこびりついている。大阪ではCMやってたのかな。。。

※ここから下二つの記事は独英オンライン翻訳を元にしてるので、解釈に普段以上のすごい誤りがあるかもしれません※

デニフル、もう裏ツールオーストリアでは走らない


これが下のテッドキングが書いていた景品のコーヒーメーカーか!
(Photo:GEPA Pictures)
Ohne Aussicht auf dem Glockner今日付のオーストリアの別のサイトにデニフルの悲痛な発言。
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  • リッコとセッラはレベルが違う。とくにリッコは上りで無敵。さらに二人は結託して走っている。
  • 自分は本レース前絶好調で、もっといい成績が残せると思っていた。ポディウムも可能だと。しかし、自分のアタックは許さず、彼らに潰されてしまうんだ。このあとのスプリントステージでは別のチームメイトがエースになるから、僕にはもうあまり活躍できるステージが残っていない。総合上位を奪われるのを恐れて、もう自分のアタックは許されないだろう。
  • 自転車へのイメージが悪く逆風の吹いているオーストリア最大のレースになぜ、今、自国のジロですら出場を許されないようなイタリア人たちを呼ぶのか。数年待つべきだった。
  • 彼ら出場の影でオーストリアの有望な若者が世に出るチャンスを失っている。
  • いつもサーヴェロから出場するステージレースで自分は、長いことTVに映るステージ狙いの走りで積極的に動いていたけど、これは母国のレースだから、総合を狙っていた。
  • 僕以外のオーストリア選手が発言しないのは、そういう場が与えられていないから。このレースを国際的にしようと思うのなら、まず国内の若手が出世する場とすべきだった。自分はもうここで走らないだろう。ツール・ド・フランスのほうに出場するか、この時期レースに出ないかどちらかだ。

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  • うーむ、、、悲しみとやけくそが伝わってくるが国内にも敵を作らなかったかな。。。もともと、

(Photo: Stubai)
黒髪細眉の田舎ヤンキーだった*1癖に、都会で就職したら長い金髪のギャル男になって帰ってきてレースに文句でウザー・・・とか(冗談)。
つまり、トゥシューズに画鋲(アタック潰し)は実行されていたということか。

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なんだか、ツアー・オブ・ブリテンで数年前、英国の若者がいじめに遭った事件を思い出す。。。
(レースを仕切っている欧州トップチームの選手が、英国のレース運営に不満を持って今日はレースしないでサイクリングでいこうと示し合わせ、このレースに賭けていた地元の必死な若者がアタックしようとしたらサドルをつかんで引き戻されたりして、英国人選手たちが自分たちのレースなのに、チャンスを潰された、と激怒した)

(確か、そのときボーネンたちにいじめられたベン・スウィフトは今回のツアー・オブ・オーストリア出場中)
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まあ、テッドキング(@iamnottedking軍団引率中)のブログでも読んで。

デニフルは地元出身で、ベスト・オーストリアン・ライダージャージを連日着ている。ベスト・オーストリアンは毎日コーヒーメーカーとイカした白とブルーのジャージが与えられる。僕がオーガナイザーだったらカウベルと、クリート装着可能なカッコイイ木靴を賞品にしたんだけどな。毎日もらってるコーヒーメーカーが不便なのは、オーストリアでしか買えないポットしか使えないこと。これは、国内のベストライダーが海外で出稼ぎするな、ということでは。。とにかく、山ステージが終わるので、今度は違う選手が活躍する予定だけど、自分たちの第一目標はデニフルの総合順位を少しでも上げることだ。

周りのチームメイトのお兄さんたちもよろしく頼みますよ。

*1:以前の写真を検索するとそんな写真が

Ö Tour: 「裏ツール」

カヴは勝てませんでしたが、グライペルオーストリアでどう考えていたでしょうか。しかし、オーストリア・ツアー、いろんな意味で裏ツール
第4ステージスタート前左からリッコ(総合)ヴィスコンティ(山岳)デニフル(オーストリア人カテゴリー)グライペル(ポイント)。
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先日、オーストリア・ツアー開幕前の地元メディアのインタビュー。コールのスキャンダルのあと、オーストリアのメディアもドーピング問題にナーバスだ。記事はいきなり「オーストリア国内の自転車界は危機に瀕している? まさしく。」「もう終わってしまった? いや、まだそうではない」という書き出し。

  • デニフルは出場停止明けからまもない選手の招待について、「フランスなら逮捕しようとする人々がいるのに、こちらのレースには出られるんだね?」と疑問を表明。リッコが出場したら、僕には彼をとめられない。自分は自分の走りをするだけ。と語った。彼は以前このレースでステージ優勝をリッコと争ったことがある。
  • デニフルは目標とする選手はMTBでオリンピックにも出場した父であると言う。地に墜ちたヒーローの名前はあげない。父親は目覚ましい成績はあげなかったかもしれないが、自転車への情熱を持ち、クリーンだったと。

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レースが始まり、リッコが総合リーダーに。第二ステージは一位リッコ、二位セッラ。地元では微妙な空気が流れるが、ドーピングにより排除された記憶も新しい選手をレースに招いたことについての疑問を抱いてるオーストリア人は自分だけじゃない、口を開いてるのは自分だけだけど。リッコが今クリーンで走ってる事を願うよ。と。
デニフルはオーストリア人リーダージャージは着ているが総合5位以内を目標としていたものの、現在10位。そろそろ力をセーブするよりステージ勝利に切り替えるかもしれない。土曜日のタイムトライアルはもともと狙っていたようだけれど。

  • ツイッターだけ見ているとシャワージェルとか食べ物とか、呑気なようだけど、彼も国内メディアに利用されてる節もあって色々大変だ。出来れば優勝争いしながら発言できるとよかったけどね。
  • サーヴェロはコレイアの仕上がりが間に会わなかったがテッド・キングと6人のiamnottedking(テッドキングがチャリティのため販売していてなかな好評なTシャツのロゴ)たちが22歳の彼をアシストしている。とコレイアも冗談まじりでオーストリア組をレース外から応援。

色々発言してトゥシューズに画鋲入れられそうになったら永年この方面では頑固親父を貫き通して来たハモンド先輩に庇ってもらえばいいよ(苦笑)

  • 今は登りステージが続くが、後半は平坦ステージもある。主催者はポッツァートが出場、というのを売り物にしてるようだけれど。