カンチェラーラのインタビュー

http://www.lequipe.fr/Cyclisme/breves2010/20100411_193217_-la-tete-commande.html


Q  Fabian Cancellara, 今週、みんながあなたとTom Boonenの決闘が行われると思っていましたね。
でもあなたは50㎞地点から独走勝利..


確かにマスコミはBoonen - Cancellaraの決闘しかありえない感じだった。
みんな僕たちがマークしあうと思っていたんだ。
レース中、自分にはチームメートが一緒にいなかった。
トムは何度かアタックして、逃げを形成しようとしていた。
自分はその都度彼をマークしなければならなかった。
でもちょっと神経質な感じを自分は感じた。

スポーツディレクターがチームカーから自分にこう言った。
『彼のレースをさせるな』
先頭集団にはかなりいい動きがあった。横風も。
それにこの集団には人数がありすぎた。
自分の身の保障はなかった。
だからいいポジションで集団の組み直しをしようと思っていた。
それがレースのカギとなるから。



Q このゴール50㎞地点のアタックは予定されていましたか?

ノーだ。
ボーネンが沢山アタックしていた。
チームカーは
『落ち着け。あわてるな。アタックを何度もするんじゃない。あまり動くな。』

決断をしなければならなかった。何かをする時だった。
その時、自分は一度だけ加速した。アタックじゃない。
50mすぐにリードできた。
自分の最大限を尽くして、 Mont-Saint-Pévèle の後の状況をつかもうとした (ゴール46 km地点)
自分が走る線を確保した。
でも自分しかいなくて、びっくりした。
こう自分に言い聞かせた。「続けるんだ。ルーベまで」



Q あなたの後ろにいたリーダーたちのことを疑わなかったのですか?

初め、自分は馬鹿だと思った。
でも自分のレースをした。
前を見つめた。

過去の偉大な選手達のことを思った。
Franco Ballerini, Eddy Merckx, 彼らはルーベに一人で到着した。
そのことは自分にやる気を与えてくれた。

そういう時は、頭が体を動かしてくれる。

本当に、本当に辛いタイムトライアルだった。
でも自分のコンディション、アタックのやり方で、可能だとわかっていた。
10mリードした時から、彼らが自分を恐れていることがわかっていた。
彼らは自分に対して走っていたわけじゃない。
誰もリードを縮める仕事をしようとしなかったんだ。
そして2位を獲得するために走っていた。



Q フランドル一周とパリ・ルーベのダブルを獲得した10番目の選手になりましたね。それは何か特別なこと?

スポーツでまだ残っている可能なことをしたいんだ。
今年の目標はもう到達してしまった(フランドル一周)
この1週間、 自分の脈拍は、その前の周のより低かった。
同じパワーはなかった。
フランドルに200 %準備して臨んだ。
すべてこれらの感情は、容易に管理できるものではない。
1週間集中し続けているよう務めた。

Arenbergで, 後輪のスポークが壊れるのがわかった。
ちょうどその時に替えたかった。
自分は本当に速く対応した。
カーボン車で走っていた。
それはリスクがあることでもあった。
なぜなら誰も今までこんな自転車で走って勝利したことはなかった。
でもリスクは冒さなければならないんだ。

Q あなたの今のコンディションなら、Amstel Gold Raceで優勝できるのでは ?


今は、チームや家族と一緒に、勝利を祝うよ。
アムステルゴールドレースの出場リストに自分は入っている。
でも今はまだ考えられない。
おかしいよ。
自分のコンディションがよくなって、まだ3週間目なんだ。
もうLiège - Bastogne -Liègeのことを聞くけど、
でも、今日のようなこんな勝利の後では、他のことは考えられないよ。