ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

ベラルーシに来る予定がある方、ぜひミンスクで内部被爆測定を!

2011-06-29 | 放射能関連情報
内部被曝追跡始まる 30年調査、まず10人が放医研へ(朝日新聞) - goo ニュース

東京電力福島第一原子力発電所の事故による福島県民への放射線の健康影響を見守る調査が27日に始まった。当面は空間線量が比較的高い浪江町、川俣町、飯舘村の3町村の住民120人を対象に予備調査を実施。体内に取り込まれた放射性物質による内部被曝(ひばく)がどの程度あるのかを確認し、本格調査の手法を検討するという。

 調査は30年以上にわたって追跡する見込みで、これほど長期で大規模な取り組みは例がないという。ただし、すべての放射性元素を調べるわけではなくヨウ素とセシウムだけで、骨に蓄積しやすく長い間、体に影響を与えるストロンチウムは調べない。推計の精度も原発の作業員管理の場合より低いと見られるなど、課題も多い。

 内部被曝は放射線医学総合研究所(放医研、千葉県)で計測する。初日のこの日は浪江町の30~67歳の男女10人が早朝、バスで放医研に向けて福島県を出発。正午前に放医研に着いた。

 予備調査で行うのは全身の被曝線量を測る「ホールボディーカウンター(WBC)」による検査など3種類の実測検査と尿検査。このほか、行動調査もする。本格調査の内容を固めるための先行調査という位置づけだ。対象となる約120人のうち約50人が19歳以下の子どもや未成年。

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 測定の開始、よかったです。しかし、この測定の結果を本人に通知するのは、2週間後だそうです。
 ベラルーシ人にこのことを話したら笑われました。

 ベラルーシでは測定には1人あたり3分しかかかりません。
 その代わり甲状腺だけの測定など、内臓の個別の被爆量は測定してもらえません。測定してくれるのはセシウムだけです。
 非常に精密な結果が出るわけではありませんが大間違いな数字は出ません。

 結果はその場でプリントアウトして、本人に直接手渡してくれます。
 血液検査などとちがって、痛みも全くありません。(採尿もしません。)
 費用はベルラド研究所の場合で300円ぐらいです。(料金は改定されることがありますので注意。)

 旅行シーズンに入りましたが、もし旅行やお仕事の関係でベラルーシへ行く機会がある日本人の方が、このブログを見ておられましたら、ぜひともこの機会にミンスクで体内放射能値を測定してください。
 (念のため前もって予約を入れておいたほうが確実です。ベルラド研究所のサイトはこちらです。日本語は通じません。)

http://www.belrad-institute.org/


 日本では今のところ、測定が難しいです。いつ順番が回ってくるやら分かりません。
 測定の結果、ゼロだったら安心でしょう。もし心配な結果が出たとしても、悲観することは全くありません。いろいろな対応策を教えてくれます。
 日本語ではないと困るという日本人が多いのは分かりますが、(^^;)このブログの内容をぜひ参考にしてください!
 
 

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