横浜康継 / 新書判 / 100ページ
ISBN 978-4-8299-8116-0 2013年11月25日発売
定価1,540円(本体1,400円+10%税)
浜辺を歩いているときに出会うことの多い海藻の名前がわかる海藻入門図鑑。日本の浜辺で出会うことの多い海藻約150種を生育エリア別に紹介。カラフルなものや不思議な形をしたもの、食用に使用されるものなど、実際に著者が撮影した生態写真や押し葉にした標本を紹介しながら、驚くべき多様な海藻の世界をうかがい知ることができる。海藻研究45年の著者による解説も充実し、多様な海藻の世界を概観できる、入門者に最適の海藻図鑑。
はじめに
海藻とは?
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「藻」と「草」の違い
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酸素発生型光合成を行う細菌
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陸上植物は緑色の藻類の子孫
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海草と海藻の違い
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海藻に根と茎はない
- 岩礁に生育する海草たち
- 多彩な色を持つ海藻
- 緑藻類の色素/紅藻類の色素/褐藻類の色素
本書の使い方
海藻観察/採取のアドバイス
潮間帯という海底を歩く
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陸地の春は海の秋|多彩な生物と出会える潮間帯
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潮間帯上部/潮間帯中部/低潮帯
潮だまりというミクロな湖
春の磯で見る海藻の「花」
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「なのりその花」とは?|「花」の正体/ヒジキにも咲く「花」
早春りついた「座」
石造りの海藻
- 海岸の白い石の正体|有節サンゴモと無節サンゴモ
- 岩礁を上下に住み分ける4種