新得スマートインターチェンジ

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新得パーキングエリア(仮称)
新得スマートインターチェンジ(仮称)
所属路線 E38 道東自動車道
起点からの距離 115.8 km(千歳恵庭JCT起点)
トマムIC (13.0 km)
(7.9 km) 十勝清水IC
所在地 北海道上川郡新得町
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新得スマートインターチェンジ(しんとくスマートインターチェンジ)は、北海道上川郡新得町道東自動車道北海道横断自動車道黒松内釧路線)のトマムIC - 十勝清水IC間に設置予定のスマートインターチェンジである。事業中の新得パーキングエリア(しんとくパーキングエリア)に併設される予定である。名称はPA、SIC共に仮称である。

沿革[編集]

新得町では道東道の開通前からインターチェンジ建設を検討したもの建設費に最低概算で13億5,000万円[1]またアクセス道路建設に20億円を必要とし、その後の維持管理費に年間5,000万円以上かかり、交通量も日最大750台程度しか見込めないこともあり、大学教授や旅行エージェントなどで研究委員会を構成し、建設に向けて慎重に議論されてきた。[要出典]

当初は地域活性化インターチェンジとしての建設が想定されていたものの、スマートインターチェンジのみの設置とすることも検討されていた[2]

2016年(平成28年)の台風災害でのJR根室本線や日勝峠の被災をきっかけとして道東道の重要性が高まったことを受けスマートインターチェンジの整備が認められ[1]2021年令和3年)8月6日付で国土交通省により「新得スマートインターチェンジ」として準備段階調査に採択された[3][4]

2022年(令和4年)9月22日に新得スマートインターチェンジの連結許可が出され[5]9月30日には東日本高速道路株式会社(NEXCO東日本)に事業許可が出され、合わせて新得パーキングエリアが事業化された[6]。広内トンネルから1km南方を建設地とし、2030年(令和12年)の完成を目標として[1]、インターチェンジ部分に10数億円・パーキングエリアに27億円・アクセス道道に10億円以上の工費を見込んでいる[7]

2023年(令和5年)3月にはスマートインターチェンジを新たな町作りの核に位置づけるべく併設する道の駅の基本計画も策定され[1]、「広大な森林・雄大な山景・豊かな食を発信・体感する空間とし十勝エリアのゲートウェイを目指す」といった基本コンセプトでフードコートやキャンプ場の建設が検討されており、町が建設費を負担し設計から運営を民間委託するDBO方式での整備とし2024年度までの事業者選定を目指すとしている[7]

道路[編集]

間接接続[編集]

周辺[編集]

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道東自動車道
(6)トマムIC - 新得PA/SIC(事業中) - (7)十勝清水IC

出典[編集]

  1. ^ a b c d 地域から 道東の玄関口再び新得スマートICにかける(上) - 北海道新聞2023年6月20日朝刊
  2. ^ 新得町がスマートインターチェンジの設置可能性を検討開始”. 北海道建設新聞社 (2008年8月29日). 2013年8月17日閲覧。
  3. ^ スマートインターチェンジの高速道路会社への事業許可および準備段階調査着手について” (PDF). 国土交通省道路局 (2021年8月6日). 2021年8月7日閲覧。
  4. ^ 新得スマートIC、準備段階調査に採択 - 北海道建設新聞社 - e-kensin”. 北海道建設新聞社 - e-kensin - (2021年8月13日). 2021年8月13日閲覧。
  5. ^ 「新得スマートインターチェンジ(仮称)」連結許可書の伝達式を開催します” (PDF). 国土交通省北海道開発局帯広開発建設部 (2022年10月11日). 2022年11月1日閲覧。
  6. ^ スマートインターチェンジの 高速道路会社への事業許可および準備段階調査着手について” (PDF). 国土交通省道路局 (2022年9月30日). 2022年11月1日閲覧。
  7. ^ a b 地域から 道東の玄関口再び新得スマートICにかける(下) - 北海道新聞2023年6月23日朝刊

関連項目[編集]

外部リンク[編集]