クラッカーやマルウェアなど、よからぬ輩の攻撃から自分のPCを守るのに、ファイアウォールは有効な手段。ほとんどのルーターにはファイアウォールが搭載されているので、ルーターを使っている人は、外部の攻撃から防御されています。また、WindowsやMac OSでも、ファイアウォールがビルトインされています。
しかし、ファイアウォールで過度にネットワークを制御してしまうと、アンチウィルスソフトウェアがうまくインストールできなかったり、プログラムが正しく作動しなくなったり、という問題が発生することもあります。では、どのようにファイアウォールを設定しておけばよいのでしょうか? こちらでは基本に立ち返って、その手順をご紹介しましょう。
Windows
- スタートメニューをクリックし、検索ボックスに「windows firewall」と入力。検索結果から、「セキュリティが強化されたWindowsファイアウォール」を選択する(XPの場合は、Runコマンドを叩いて「firewall.cpl」と入力)。
- 左側にあるサイドバーで、「ファイアウォールの有効化または無効化」をクリック。
- 「プライベートプロファイル」のファイアウォールを無効にする。
- アンチウィルスソフトでファイアウォールを使っていない場合は、「パブリックプロファイル」のファイアウォールを有効にする。
Mac
- 「システム環境設定」を開く。
- 「セキュリティ」をクリック。
- 「ファイアウォール」タブをクリック。
- 左下の錠アイコンをクリックし、パスワードを入力する。
- ファイアウォールを無効にするときは「停止」ボタンをクリック、有効にするときは「開始」ボタンをクリックする。
いずれの場合も、カフェや空港などで公衆無線LANを利用する場合は、ファイアウォールを有効にし、外部から自分のコンピュータに侵入されないようにしましょう。このテーマについては、ライフハッカーアーカイブ記事「つい無防備になってない? 公衆無線LANを安全に使うための4つのコツ」で詳しく採りあげていますので、あわせてご参照くださいね。
「ファイアウォールの設定がどうなってるか、チェックしたことない...」という方は、この手順を参考に、一度ご自分のファイアウォールの設定を確認してみてください。
Whitson Gordon(原文/訳:松岡由希子)